1.事業概要
県と鳥取市の専任職員2名が活動する鳥取港振興会が実施する事業に対し、県と鳥取市で1/2ずつ補助金を交付する。
2.調整要求内容
(1)ポートセールス活動費
ア)公用車のリース料
・H4初度登録の公用車を更新(オートリースに)したい。
イ)海外でのポートセールス旅費
・国外船社訪問は2名で。ハードとソフトの両面から対応が必要。(査定1名分のみ)
(2)クルーズ歓迎時の対応強化
客船歓迎行事の係る経費
ア)おもてなしと観光PR
・因幡観光の目玉は温泉。足湯体験でPRを。
イ)実施環境の整備
・会場の安全面からテントの横幕、案内看板、交通整理を。
・来場者の満足度を高めるため仮設トイレが必要
(3)鳥取港ポートセールス事業
鳥取港の認知度をアップし寄港に結びつける施策
ア)発着PR事業支援
・鳥取港発着クルーズの需要喚起へ繋げる。
イ)オプショナルツアーパンフレット制作費
・船社を通じてオプショナルツアーの参加率アップを狙う。
3.調整要求額
(単位:千円)
| | 振興会
事業費 | 要求額
(県負担分) |
ポートセールス活動費 | 公用車リース代 | 562 | 281 |
海外出張旅費 | 129 | 65 |
客船歓迎行事経費
【クルーズ歓迎時の対応強化】 | おもてなし(足湯設置) | 100 | 50 |
実施環境整備(テント横幕、案内看板、交通整理、仮設トイレ) | 500 | 250 |
鳥取港認知度アップ施策
【鳥取港ポートセールス事業】 | 発着広告宣伝費補助 | 500 | 250 |
オプショナルツアーパンフレット作成費 | 500 | 250 |
計 | 2,291 | 1,146 |
4.査定理由
「鳥取港ポートセールス事業」、「クルーズ歓迎時の対応強化」については、クルーズ船の誘致への効果に疑問がありますので、認められません。その他、前年度予算・実績を勘案して各経費を精査しました。
5.要求の背景
○発着PR支援事業
・ 鳥取港発着のクルーズ船誘致のためには、地元に加えて周辺地域(関西地域・山陽地域)への広報宣伝をおこない、乗客を確保する必要がある。
・ 乗客確保のためには発着地周辺の観光情報を合わせて発信することが有効である。
○オプショナルツアーパンフ制作費
・寄港時のオプショナルツアー参加率は、船社は顧客ニーズとしてとらえ重要な寄港地決定の要素である。
・旅行申込者がオプショナルツアーを選択するのは寄港地情報である
○クルーズ歓迎時の対策強化
・次回の寄港に繋げるためにも寄港時対応は重要。鳥取港のPRと来場者の満足度を高める必要がある。
・また、船社等の要望に応え鳥取港寄港時の歓迎行事で足湯を実施したところ、好評であった。
・H22年より急増したクルーズ客船に対応し県と市の職員を中心に会場の整備を行ってきたところ。H24年の荒天時に強風でテントが飛ぶなど、岸壁での安全管理に不安が残る。