○トラックの必要性
・県内では、低コスト林業施策により搬出間伐への取り組みが定着しつつある。
・森林法の改正により森林経営計画制度が創設され、集約化を前提に路網計画、長期・継続的な森林経営を行える計画の作成が本格的に始まり、今後、間伐材の搬出量が増大することが想定される。
・一方、間伐施行地が奥地化して搬出距離が長くなってきたため、トラックを導入し、低コスト化のさらなる推進が重要。
○現場の意見
・トラックにグラップルを付けることにより、積載量は約25%減少し、また経費は2倍近く上がる。
・作業システムとして山土場にはグラップルを配置済みであり、トラックにまでグラップルは不要。
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○トラックの汎用性への対応
・林業での使用に限定するため、対象は自ら材を伐採・搬出する者かつ既にグラップル等積込機械を保有する者に限定。
・導入後は効果調査をしていくと共に、効率的に間伐材の搬出に使用されていくよう指導の徹底を図る。