現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成25年度予算 の 農林水産部の低コスト林業の推進(鳥取県林業再生事業(低コスト林業機械支援))
平成25年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業調整      支出科目  款:農林水産業費 項:林業費 目:林業振興費
事業名:

低コスト林業の推進(鳥取県林業再生事業(低コスト林業機械支援))

もどる  もどる
(この事業に対するご質問・ご意見はこちらにお寄せください)

農林水産部 森林・林業総室 県産材・林産物需要拡大室  

電話番号:0857-26-7254  E-mail:sinrinringyo@pref.tottori.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
既整理額 0千円 0千円 113,711千円 0.0人 0.0人 0.0人
調整要求額 31,443千円 0千円 31,443千円 0.0人 0.0人 0.0人
要求総額 31,443千円 0千円 31,443千円 0.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:31,443千円    財源:国4.5/10、単県   復活:31,443千円

事業内容

1 事業概要

低コスト施業体制を整備しようとする林業事業体等の機械化を支援する。

2 査定結果

単県事業でトラックを対象とすることについて、トラックは汎用性が高く林業以外での活用も可能であり、また新規就農者総合支援事業等の他事業との整合性の観点からも認められません。

    なお、トラック以外については実績等を鑑み金額を精査しました。

3 調整要求内容

○低コストで材を搬出するためにはトラックは必要であり、必要額を要求。

【内訳】                            (単位:千円)
区分
事業内容
課長
内示
調整額
合計





国交付金
事業
○対象機種:高性能林業機械等(新品)

補助率:4.5/10

・新規雇用を伴うものは5/10に単県嵩上げ(「緑の雇用」を活用する新規雇用を除く)

22,711
0
22,711
単県
事業
トラック
以外
○対象機種:バックホウ、グラップル、グラップルソー、ハーベスタ、プロセッサ、フォワーダ、スイングヤーダ( 中古含む)

○補助率:3/10

・新規雇用を伴うものは5/10(「緑の雇用」を活用する場合は4/10)

・貸付事業者は3/10のみ

61,000
0
61,000
トラック○トラック(4t〜10t)(拡充)

○補助率:3/10

0
31,443
31,443
リース
支援
単県事業
○対象機種:機械整備支援・単県事業と同様

○補助率3/10

・新規雇用を伴うものは5/10(「緑の雇用」を活用する場合は4/10)

30,000
0
30,000
113,711
31,443
145,154

4 調整要求理由

○トラックの必要性
・県内では、低コスト林業施策により搬出間伐への取り組みが定着しつつある。
・森林法の改正により森林経営計画制度が創設され、集約化を前提に路網計画、長期・継続的な森林経営を行える計画の作成が本格的に始まり、今後、間伐材の搬出量が増大することが想定される。
・一方、間伐施行地が奥地化して搬出距離が長くなってきたため、トラックを導入し、低コスト化のさらなる推進が重要。

○現場の意見

・トラックにグラップルを付けることにより、積載量は約25%減少し、また経費は2倍近く上がる。
・作業システムとして山土場にはグラップルを配置済みであり、トラックにまでグラップルは不要。

        ↓

○トラックの汎用性への対応
・林業での使用に限定するため、対象は自ら材を伐採・搬出する者かつ既にグラップル等積込機械を保有する者に限定。
・導入後は効果調査をしていくと共に、効率的に間伐材の搬出に使用されていくよう指導の徹底を図る。


これまでの取組と成果

これまでの取組状況

<取組状況>
・平成19年度から「団地化・作業道整備・機械化」を低コスト林業推進
 の重点施策として推進。
・本事業による林業機械導入台数は増加。
 H19:35台→H20:39台→H21:74台→H22:73台→H23:80台
 →H24:68台(見込み)

<現時点での成果>
・間伐材搬出量の増加
 H13〜H19平均・・ 39.1千m3/年
 H20実績・・72.6千m3(前年までの平均比186%増)
 H21実績・・83.4千m3(前年比115%増)
 H22実績・・105.7千m3( 同 127%増)
H23実績・・121.0千m3( 同 114%増)

・従来は林内に切り捨てられていた間伐材の有効利用が促進され、
 素材生産量の拡大に大きく寄与している。

これまでの取組に対する評価

<自己分析>
 低コスト林業施策により、県内林業事業体の間伐・搬出への取り組みが向上・定着した結果、伐採〜搬出コストは削減されつつあるが、材価は低迷しており、事業体の収支は未だ経営ベースとなっていない。
 一方、国レベルで低コスト林業の更なる推進により間伐拡大と未利用材の活用を図る動きが見られ、低コストへの取り組みが遅れた地域は取り残される恐れがある。
 また、急速に伸びつつある産業として、雇用の受け皿と建設事業体等の新たな活躍の場としての期待が高まりつつある。

工程表との関連

関連する政策内容

低コスト林業の推進より収益性を向上させ素材生産の拡大を図るとともに、必要な林業担い手を確保し活力あふれる林業経営を展開する

関連する政策目標

低コスト林業(団地化、機械化及び高密路網整備による低コスト林業団地の形成等)の普及定着により収益性を向上させ素材生産の拡大を図るとともに、必要な林業担い手を確保し活力あふれる林業経営を展開する





要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
既整理額 113,711 21,511 0 0 0 0 0 0 92,200
保留要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
復活要求額 31,443 0 0 0 0 0 0 0 31,443
追加要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留・復活・追加 要求額 31,443 0 0 0 0 0 0 0 31,443
要求総額 145,154 21,511 0 0 0 0 0 0 123,643