事業概要
自給飼料の増産・品質向上を図るため、新技術の現地実証試験、飼料用稲の種子増産強化支援を行う。また、飼料生産組織等が作付け体系を強化するため機械導入を図る。
事業内容
(1)トウモロコシ生産新技術実証試験事業
条件の悪い現地圃場で新技術の実証試験を行い、低収量圃場の生産拡大の指標とする。
・事業費:385千円(標準事務費)
・事業実施期間:平成23年度から25年度まで
(2)自給率引き上げ作戦支援事業
自給飼料増産のための機械整備や、自給飼料の品質・生産効率の向上への取り組みに対して支援する。
・事業実施期間:平成25年度から平成26年度まで
※経営体育成支援事業の条件不利地型補助事業を活用
(3)飼料用稲種子生産体制支援事業
県内の市町村を越えた広域的な販売を目的とした専用品種種子の増殖に係る経費を補助する。
・事業実施主体:(株)東部コントラクター
・事業実施期間:平成25年度から27年度
・事業費:327千円
・要求額:163千円(1/2補助)
調整要求額
調整要求額 △3,600千円
(2)自給率引き上げ作戦支援事業
【内訳】 単位:千円
年度 | 事業対象者 | 事業内容 | 課長内示 | 調整額 | 合計 |
25 | (株)東部コントラクター | 飼料用稲専用収穫機 | 6,450 | 0 | 6,450 |
ラッピングマシーン | 1,033 | 0 | 1,033 |
岸本町飼料用稲生産組合 | ラッピングマシーン | 1,033 | 0 | 1,033 |
大山ビューコントラクター | チューブバックサイロ詰め込み機 | 3,600 | △3,600 | 0 |
計 | 12,116 | △3,600 | 8,516 |
調整要求理由
自給率引き上げ作戦支援事業のうち大山ビューコントラの整備機械について要求を取り下げるため、事業費3,600千円を減額するものである。
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
○これまでの取組状況
(1)トウモロコシ生産新技術実証試験事業【23年度〜25年度】
条件の悪い現地ほ場で、耕うん同時畝たて播種やリビングマルチ栽培の新技術の実証試験を実施。
(2)飼料生産受託組織育成支援事業【22年度で終了】
県内5コントラクターで、飼料収穫・堆肥散布等の研修を実施。
(3)飼料用稲専用品種種子確保支援事業【24年度で終了】
新品種を試験作付けする実証ほに対して経費を補助(10千円/10a)
県内全域に種子を販売する場合、その経費の1/2を補助。
これまでの取組に対する評価
○これまでの取組に対する評価
(1)トウモロコシ生産新技術実証試験事業
試験区と対象区の発芽状況は明らかに違いがあり効果があると思われる。技術を確立するためにも継続試験が必要。
(2)飼料生産受託組織育成支援事業
飼料収穫機、堆肥散布機械等の専用大型機械の新たなオペレーターの育成が図られた。
しかしながら購入飼料価格が上昇したことから、コントラクター等への受託面積が拡大し、機械導入への支援要請がある。
(3)H24年度に県内で作付けされている飼料稲に必要な種子の約73%を(株)東部コントラクターが供給した。