現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成25年度予算 の 農林水産部の和牛肥育経営安定緊急対策事業
平成25年度
9月補正予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業調整      支出科目  款:農林水産業費 項:畜産業費 目:畜産振興費
事業名:

和牛肥育経営安定緊急対策事業

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農林水産部 畜産課 肉用牛担当  

電話番号:0857-26-7290  E-mail:chikusan@pref.tottori.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト(A+B) 従事人役
既査定額 0千円 0千円 0千円 0.0人
補正要求額 11,545千円 0千円 11,545千円 0.0人
11,545千円 0千円 11,545千円 0.0人

事業費

要求額:11,545千円    財源:単県   追加:11,545千円

事業内容

1 事業内容

 価格が高騰している素畜費(子牛購入価格)の影響で和牛肥育経営が悪化しているため、素畜費高騰部分の一部を助成する。


    (1) 事業実施主体
      公益社団法人鳥取県畜産推進機構
    (2) 事業実施期間
      平成25年10月〜平成26年3月(6ヶ月間)
    (3) 要求額
      11,545千円
    (4) 要求額内訳
     ア 事業費・・・11,100千円
        6千円(単価)×1,850頭=11,100千円
    (単価の考え方)
     過去5年間の平均子牛価格と、子牛価格が高騰しているH25年度(4〜7月)における平均価格との差額の1/12(補助率)を県が助成する。
    (補助率の考え方)
     肉用牛肥育経営安定特別対策事業(新マルキン)の積立金は、国3/4、生産者1/6、県1/12で積立てているため、同様の考え方で県の補助率を決定した。
                                      (単位:円)
    過去5年間の
    平均子牛価格
    平成25年度
    平均子牛価格
    差額=B−A
    単価=C/12
      385,000    457,000    72,000     6,000
     
     イ 事務費・・・445千円
    (事務費の考え方)
     また、(公社)県畜産推進機構は、肉用牛肥育経営安定対策事業(新マルキン事業)の事業実施主体であるが、素畜導入の確認や助成金の振込経費を負担するほどの人的及び経済的余裕がないため円滑な事業実施を目的に、事務費を県が負担することとする。
     ※事務費の積算
    (ア) 消耗品   28千円(15円×1,850頭分)
    (イ) 人件費  240千円(1,000円/時間×40時間×6ヶ月)
    (ウ) 手数料  177千円(420円×6ヶ月×70戸)
       (ア)+(イ)+(ウ)=445千円

2 補正の理由

円安による飼料費や素畜費の高騰で、和牛肥育経営が悪化しているため、高騰した素畜費に対して支援することで、生産者の負担を軽減し、肥育経営の安定を目指す。

3 事業の背景及び現状

(1)平成24度から、濃厚飼料・粗飼料ともに価格が上昇しており、平成25年7月以降は、飼料価格が過去最高の約68,000円/トンを記録している。

(2)平成22年に発生した口蹄疫、平成23年の東日本大震災の影響で、全国的に子牛頭数が減少しており、それに伴い全品種で子牛価格も高騰している。

(3)その中でも、和牛肥育経営は、素畜費が生産コストの約6割以上を占めているうえ(素畜費の割合は交雑種で約4割、乳用種で約3割)、セリ市場での素畜導入が主であるため、飼料費と比べてコスト削減がしにくい部分もある。

(4)そのため、飼料価格の高騰と素畜価格の上昇により、和牛肥育生産者の収益を圧迫している。

(5)現在、円安傾向も落ち着き、世界全体の穀物生産量が好調であるとの報告もあり、飼料価格は下降する兆しを見せている。また、今年度末にかけて、全国的に子牛の生産頭数も増頭に向かうとの報告もあることから、肥育経営が最も苦しい今を乗り切るための支援が必要である。

(6)肥育経営に対する支援としては、配合飼料価格安定緊急対策事業(国)、肉用牛肥育経営安定特別対策事業(国及び県)の制度があるが、素畜費の高騰に対して直接支援する制度がないのが現状である。

※肥育経営に対する支援策
飼料に関する支援 配合飼料価格安定緊急対策事業⇒
事業主体:国
収入に関する支援 肉用牛肥育経営安定特別対策事業
(いわゆるマルキン制度)
事業主体:国(県の上乗せ制度あり)
素畜費に関する支援 特になし


これまでの取組と成果

これまでの取組状況

6月補正予算で、肉豚経営安定対策事業の積立金単価の変更に伴う県補助金の増額、また、畜産飼料高騰に対する支援として、自給飼料増産に係る支援、遊休農地を利用した大規模飼料栽培に係る支援、和牛放牧推進に係る支援を行った。加えて、素畜価格も高騰したことによる肥育農家への支援を行う。

これまでの取組に対する評価





要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
既整理額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
復活要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
追加要求額 11,545 0 0 0 0 0 0 0 11,545
保留・復活・追加 要求額 11,545 0 0 0 0 0 0 0 11,545
要求総額 11,545 0 0 0 0 0 0 0 11,545