・東日本大震災による漁業生産基盤の壊滅的被害を受け、大手水産会社が本県でのギンザケ養殖事業の再開を目指し、事業化実証に向けた美保湾での施設整備を実施中。
・県内内水面養殖業者もギンザケ稚魚の生産で連携しており、生産拡大に向けた生産施設増設等を実施。
・県は、大震災被災水産業関連施設移転支援事業(H23)によりこれらの施設整備に対し緊急的に支援を実施。
・平成24年度は、米子市本宮での稚魚生産施設整備を実施し生産量を900〜1000トン規模に拡大。また、対応する海面養殖施設整備等を実施中。
・夏季の渇水がひどく、現状の稚魚生産施設では100トン程度増産が限界。
・増産及び継続的な安定生産のためには、さらなる種苗生産施設が必要。
・被災した大規模水産養殖企業の本県への立地支援と位置付け、今後の本格事業実施に向けた取組への支援を実施する。
・県の支援による本事業の定着は、新たな特産品創出や県内水産関連業者と連携した新たな事業創出など本県への波及効果も多大と考えられる。