○平成23年3月に「6次産業化法」が施行され、平成23年度から国を挙げた6次産業化支援取組みが本格的に始まった。本県では既に、当事業により平成20年度から漁業者等が行う流通加工への試行的なチャレンジを支援しており、その後、県版の6次産業化支援事業に発展する事例もあり漁業現場での6次産業化の取り組みが徐々に広がってきている。
○平成22年度は「こだわりの漁師直販サイトの構築」、「仲買業者と漁業者の連携による県外への産地直送」、「漁師直送を売りとした地域ブランドの構築と販路拡大」、「全国に先駆けた新芽わかめのブランド商品化」、「自らが水揚げした水産物の加工・販売」、「漁師の直売店や移動販売車での行商による地産地消の推進」などの取り組みが行われた。
○平成23年度は、こうした漁業者自らの取り組みを質・量ともにステップアップしていくため「発展型チャレンジ」のメニューを新たに導入するなど、制度の見直しを行った。現在、「岩美町網代地区の重要魚種であるアカガレイをブランド化し、地域での魚食普及や観光連携、販路開拓にチャレンジする取り組み」などが行われた。
○平成24年度は、「発展型チャレンジ」のメニューで水産加工業者による天然マグロの内臓を利用した新しい加工品づくりやインターネットサイト管理業者による新しい形の直売にチャレンジする取り組みが行われている。