現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成25年度予算 の 危機管理局の鳥取県原子力防災対策事業
平成25年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  政策戦略事業要求      支出科目  款:総務費 項:防災費 目:防災総務費
事業名:

鳥取県原子力防災対策事業

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危機管理局 危機対策・情報課 原子力防災担当  

電話番号:0857-26-7854  E-mail:kikitaisaku-jouhou@pref.tottori.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
25年度当初予算要求額 348,102千円 71,496千円 419,598千円 9.0人 2.0人 0.0人
24年度当初予算額 104,629千円 38,230千円 142,859千円 5.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:348,102千円  (前年度予算額 104,629千円)  財源:国10/10、単県 

事業内容

1 事業概要

 原子力施設及び原子力災害から県民の安全・安心を確保するため、県の原子力防災体制の強化に必要な原子力防災対策等を実施する。


    【対象となる原子力施設】
     ・中国電力(株)島根原子力発電所(島根県松江市)
     ・(独)日本原子力研究機構人形峠環境技術センター
      (岡山県苫田郡鏡野町)

    【原子力災害対策重点区域】原子力災害対策指針(H24.10.31策定)
     ・中国電力株式会社島根原子力発電所に係るもの
       UPZ(緊急時防護措置を準備する区域)
        ⇒原子力施設から概ね30km

     ・独立行政法人日本原子力研究機構人形峠環境技術センター
      に係るもの
        ⇒原子炉施設から約500m
    ※旧EPZ(防災対策を重点的に実施すべき区域)
    ※今後、原子力規制委員会において、見直しが行われる見込み。

2 事業内容

 原子力施設等緊急時安全対策交付金及び放射線監視等交付金(いずれも国10/10)を活用して、以下の原子力防災対策等を実施する。
交付金名
所管省庁
事業名
内容1
内容2
備考
原子力施設等緊急時安全対策交付金内閣府(原子力規制庁)緊急時連絡網整備等事業原子力防災ネットワークシステム改修費、運営費
SPEEDIネットワークシステム運営費
防災活動資機材等整備事業防災活動資機材整備防護服、サーベイメータ等の資機材の整備、放射線測定器の校正等※緊急被ばく医療に係るものは、福祉保健部が予算要求
緊急時対策調査・普及等事業防災研修原子力担当者(県、市町村、消防、警察等)に対する研修
防災訓練島根原発に係る防災訓練経費
説明会、講演会等地域住民に対する普及・啓発
放射線監視等交付金内閣府(原子力規制庁)※H25〜
(H24までは文部科学省)
施設整備費平常時モニタリング拠点施設設計費※生活環境部にて予算要求
放射能測定装置購入費※生活環境部にて予算要求
調査費非常勤職員人件費
環境放射線モニタリング保守管理費
環境試料分析採取、分析

3 背景、予算要求方針

【背景】
・平成24年度、原子力施設等緊急時安全対策交付金について、島根原子力発電所及び人形峠に係る原子力防災対策経費として国に約3億9千万円要求したが、配分額は2億百万円となった。

・その結果、平成24年度整備予定として要求していた防災資機材について、優先順位の最も高い資機材に限定して整備することになった。

・各交付金については、交付規則において、県単位で限度額が定められている。

 [防災資機材に係る交付金の額]
国要求額
配分額
約242,600千円
約73,500千円
▲約169,000千円
   ※現地確認及び環境放射線調査要員に係る防災資機材を優先配備。

【H25予算要求方針】
・鳥取県の原子力防災整備計画に基づき、3箇年で整備する資機材等について、今年度配備できなかった防災資機材のすべてを来年度一括要求する。

4 要求額

C=348,102千円

 [内訳]
・原子力施設等緊急時安全対策交付金事業 287,540千円
・放射線監視等交付金事業 58,103千円
・単県事業(非常勤職員) 2,459千円

5 要求額の内訳

【原子力施設等緊急時安全対策交付金関係】
内 容
要求額
原子力防災ネットワークシステムリース・保守等
29,773
千円
SPEEDIネットワークシステム保守費等
15,135
千円
防護資機材購入費
201,880
千円
放射線測定器管理費
7,077
千円
資機材運搬用等車両管理費
14,964
千円
防災研修、国との打合せ等
6,073
千円
防災訓練経費
4,661
千円
県民を対象にした普及啓発
2,977
千円
その他(通信運搬費、旅費、保険料等)
5,000
千円
合 計
287,540
千円


【放射線監視等交付金関係】
内 容
要求額
非常勤職員人件費
2,459
千円
環境放射線モニタリングシステム保守管理費等
32,125
千円
環境試料サンプリング調査
12,860
千円
原子力防災車両管理費
3,419
千円
原子力防災専門家会議開催経費
1,189
千円
市町村への補助金(三朝町)
2,028
千円
その他(光熱費、通信費、消耗品等)
4,023
千円
合 計
58,103
千円


【単県事業関係】
内 容
要求額
非常勤職員人件費
2,459
千円
合 計
2,459
千円

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

 今年度、鳥取県は島根原子力発電所に関して関係周辺都道府県に法的に位置づけられるとともに、新しい原子力防災指針の策定に伴い、UPZ(緊急時防護措置を準備する区域)となった。
 このことにより、国の交付金を活用して島根原子力発電所の原子力防災対策を進めることが可能になった。
 今後は、計画的に事業を進めていくことで、早期に原子力防災体制の強化を図る。

これまでの取組に対する評価

 従来の独立行政法人日本原子力研究機構人形峠環境技術センターに係る原子力防災対策に加え、今年度から島根原子力発電所に係る対策を本格的に進めることとなった。
 対策事業を始まったばかりであることや国の予算配分がまだ十分でないなど、今後、より一層の対策強化を図る必要がある。




要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 104,629 104,617 0 0 0 0 0 12 0
要求額 348,102 345,633 0 0 0 0 0 20 2,449