従来、排水からの除去が困難であったホウ素について、新規の排水処理及び回収技術の開発を行うことを目的として次のことを行う。
○ホウ素は、人体に対し中枢神経への障害等の毒性を有し、平成13年に排水基準項目として規定され環境への排出が規制されている。
○しかし、排水中のホウ素除去は技術的に難しく、未だに多くの課題が残されており、ホウ素の処理技術の開発は鳥取県を含め全国的な課題となっている。
○このため水質汚濁防止法に規定される特定施設の中には、一律基準の適用が難しく、暫定基準が設定されている業種が残されている。
○従って、より効率的な排水処理技術の確立が、環境負荷の低減のためにも重要となっている。
○従来、処理が困難であったホウ素の処理技術を確立することで、事業場の排水による環境負荷の低減に寄与できる。
○新たな排水処理技術として、鳥取県での環境産業の創出につながる。
○ホウ素等の回収・再利用により、資源の有効活用につながる。