1 事業概要
生徒の学籍情報、出欠情報及び成績情報等を集計・管理し、教職員間で生徒情報の共有化を図るとともに、時間割編成や各種証明書の発行など、事務処理の効率化を目的とした「学事支援システム」の整備を行っている。
<導入状況>
県立高校24校中、単位制高校・総合選択制高校等、カリキュラムが複雑な学校を中心に導入済み。
| 【1期5校】H21〜 一括発注により導入済
鳥取湖陵、倉吉総産、鳥取中央、米子、境
【2期7校】H24.8月〜 一括発注により導入済
<全日制>青谷、倉吉東、倉吉西、米子西、日野 <定時制・通信制>鳥取緑風、米子白鳳 |
| 【3期12校】
鳥取東、鳥取西、鳥取商業、鳥取工業、岩美、八頭、智頭農林、倉吉農業、米子東、米子南、米子工業、境港総合技術 |
2 学事支援システムの機能及び効果
<機能の概要>
(1)学籍情報管理
…生徒の選択科目や卒業に必要な単位の修得状況等の管理
(2)出欠情報管理
…授業への出欠状況や単位の修得に必要な出席日数等の管理
(3)成績情報管理
…考査結果や教科の成績管理、分析資料等の作成
(4)証明書発行
…学校で発行する各種証明書の管理及び発行
<導入による効果>
○生徒の状況に応じたきめ細やかな指導、助言が可能になる。
○各種証明書の発行等、定型的な事務が省力化される。
3 追加要求概要
平成24年度から運用開始している学事支援システム(2期7校一括発注)の機能として、定時制・通信制における生徒の出欠管理に必要な機能追加(SHR出欠管理)を行うための、システム改修委託料を要求する。
機能追加に係るカスタマイズ委託料 3,992千円
4 機能追加内容
定時制等においては、SHR(ショートホームルーム)のみの出欠のみであっても、その日は出席と見なされたり、生徒ごとや日によってSHRの実施時間が異なるなど、SHRの出欠管理が重要となっている。
システムを運用していく中で、必要不可欠な機能であることが判明した。
5 現状と改修内容
(1)現状
定時制等においては、生徒ごとに受講している教科・科目が異なる(総合学科)ため、教科・科目ごとの出欠を、時間ごとに入力している。
SHRも同様に入力する必要があるが、現在、SHRの入力が別の画面であったり、システム内部での連携が行われていないことから、手作業によるチェックが必要であるなど、学校運営に支障を来している。
(2)改修内容
・出欠入力の煩雑さの解消
・生徒の1日の出欠状況把握を容易に
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
単位制高校、総合選択制高校等、カリキュラムが複雑な学校を中心に学事支援システムを導入しており、生徒情報の管理や各種証明書の発行を行っている。
・現在、県立高校24校中12校で導入済み。
・平成21年度に既導入校5校分、平成23年度に既導入校7校分のシステムを統一の仕様で一括発注し稼動している。
これまでの取組に対する評価
平成21年度及び平成23年度に既導入校12校分について一括導入を行い、コストの削減を図った。また、サーバを集約し、セキュリティの強化を図った。