(1)概要
学校と警察の連携を強化し、いじめの未然防止、被害拡大防止等いじめ問題に的確な対応を図るため、スクールサポーターの活動を一層強化していく必要があることから、現在7名の体制を3名増員する。
(2)警察におけるいじめ問題への基本的な考え方
学校におけるいじめ問題については、教育上の配慮の観点から、一義的には教育現場における対応を尊重しつつも、犯罪等の違法行為がある場合には、被害少年や保護者の意向、学校の対応状況を踏まえながら、警察として必要な措置をとる。
(3)いじめ問題に対するスクールサポーターの役割(期待される効果)
ア 校内の巡回、教員等からの聞き取りにより、学校内外における生徒に関する問題行動の情報を入手し、いじめが疑われる事案を把握した場合には、学校に常駐するなど、早期発見に努め、学校と警察の連携した対応につなげる。
イ いじめ事案に対しては、学校へ連絡するとともに、犯罪として扱うべきと認める場合は、警察へ即報し、学校と警察の連携した対応につなげる。
ウ 教員が生徒指導を行うに当たり、必要な指導・助言を行うなど、適切な生徒指導が行えるよう支援する。
エ 学校に配置されたスクールカウンセラー等と連携し、いじめ被害生徒に対する必要な支援を継続的に行う。
オ 保護者から相談を受けた際は、必要な助言を行うとともに、相談者の同意の元に学校や警察へ連絡するなど、学校と警察の連携した対応につなげる。
上記の事項は、スクールサポーターが頻繁に学校訪問することにより、サポーターと教員、生徒、保護者等の間に信頼感が生まれ、一層緊密に行うことができる。
(4)所要経費 26,353千円 (前年度当初予算額15,210千円)
・スクールサポーター(10名)報酬等、活動用車両購入費(3台)、携帯電話通話 等
区分 | 東部地区 | 中部地区 | 西部地区 | 計 |
増員前 | 3名
(33〜34校) | 1名
(41校) | 3名
(30〜34校) | 7名
(239校) |
増員後 | 4名
(24〜26校) | 2名
(20〜21校) | 4名
(22〜26校) | 10名
(239校) |
※下段( )は1名当たりの受け持ち校数