氷ノ山国定公園シカ食害防止対策事業

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生活環境部　東部生活環境局　生活安全課　　

	事業費(A)	人件費(B)	トータルコスト (A+B)	正職員	非常勤職員	臨時的任用職員
25年度当初予算要求額	1,419千円	1,589千円	3,008千円	0.2人	0.0人	0.0人
24年度当初予算額	1,684千円	1,609千円	3,293千円	0.1人	0.0人	0.0人

事業費

要求額：1,419千円　（前年度予算額 1,684千円）　　財源：単県　

国定公園氷ノ山におけるシカの食害対策として、シカの個体数管理を行い、国定公園氷ノ山の生物多様性保全を図る。

氷ノ山の中でもシカ食害が顕著である自然探勝路周辺の被害軽減を図るため、電気柵の設置によりサンカヨウ群落を保全し、くくりワナ設置によりシカを捕獲する。

（今年度は生態系維持回復事業計画を策定作業中であり、平成26年度以降に生態系維持回復事業による抜本対策を推進する予定。）

（1）　当面の対策　電気柵設置・くくりワナ設置

（2）　今後の事業展開

年度	事業内容
H21	シカ対策に着手（くくりワナ設置等）(公園自然課)
H22	氷ノ山後山那岐山国定公園内の植生被害状況調査　（公園自然課）
H23	国定公園計画変更、生態系維持回復事業計画策定に着手（公園自然課）
H24	国定公園計画変更、生態系維持回復事業計画策定中（公園自然課）
H25	国定公園計画変更、生態系維持回復事業計画策定、自然環境整備計画策定（公園自然課）
H26	生態系維持回復事業の実施 ※　地域自主戦略交付金（国費45/100）の活用を検討

シカ捕獲・電気柵設置業務委託経費　　　１，４１９千円

近年、県東部地域でシカの生息数が急増し、シカの食害被害が顕著となっている。国定公園氷ノ山においても県準絶滅危惧種サンカヨウをはじめとする希少な植物が被害に遭うなど、農林業だけでなく自然環境の面でも問題となっている。

　これを放置すれば被害は加速度的に拡大し、氷ノ山の植生が一変する恐れもあるため、生物多様性保全の観点から早急に対策を講ずる必要がある。

平成２２～２４年度に対象箇所へのくくり罠設置、平成２３、２４年度には氷ノ山探勝路周辺のサンカヨウ群落に電気柵を設置。また、平成２３年度には前述のシカの捕獲及びサンカヨウの保全に併せて氷ノ山国定公園内のシカによる食害被害状況調査を実施

シカは電気柵内には進入しておらず、シカの食害対策として電気柵の効果は十分にあることが検証された。
また、くくり罠についても平成２３年度１１頭捕獲、平２４年１０月１１日現在で１１頭捕獲済み。