現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成25年度予算 の 水産振興局の境漁港の高度衛生管理型市場整備に向けた鮮魚一次加工実証事業
平成25年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  政策戦略事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:水産業費 目:水産業振興費
事業名:

境漁港の高度衛生管理型市場整備に向けた鮮魚一次加工実証事業

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水産振興局 境港水産事務所 境港水産振興担当  

電話番号:0859-42-3167  E-mail:sakaiminatosuisan@pref.tottori.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
25年度当初予算要求額 3,613千円 3,178千円 6,791千円 0.4人 0.0人 0.0人
24年度当初予算額 0千円 0千円 0千円 0.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:3,613千円  (前年度予算額 0千円)  財源:単県 

事業内容

1 背景

 多くの漁港で高度な衛生管理や市場機能を有する整備が進む中、境漁港でも、さかいみなと漁港・市場活性化協議会(H23.12設立)が「将来ビジョン」の策定を進めている。その中で、産地間競争に打ち勝つ施策として、高度衛生管理型市場の整備と合わせ、消費地ニーズの高い産地での一次加工の導入及び共同加工場整備について検討を進めている。


    【消費地ニーズ】
    • 処理の手間がいらず、ゴミも出ないものが好まれる。
    • 消費地スーパーのバックヤード等での加工は採算が合わず、減らしたい。

    【産地の現状】
    • 産地からの一次加工品(※1)は未だ全国的に少ない。
    • 原材料の集荷、整備資金、衛生面及び採算性(加工品の評価・単価)等のリスクが大きい。
    • 卸売業者は新たなビジネス創出により経営改善が必要。

    (※1)一次加工品
    セミドレス:腹部を切り開き、えらと内臓を切り開いたもの
    ドレス:頭部・えら・内臓を除いたもの

    フィーレ:ドレスした後3枚におろしたもの
    ロイン:ドレスした後に半身を更に背と腹に分割したもの

2 事業目的

 船上での一次加工技術の開発及び産地市場で行う一次加工の実現性及び共同加工場の整備の是非を検証するため、下記の試験を行う。
  • 船上一次加工技術開発試験
  • 産地一次加工実証試験

3 事業概要

■船上一次加工技術開発試験(水産試験場:25〜26年度)  沖合底びき網漁船での鮮魚一次加工を想定し、殺菌冷海水及びシャーベットアイス(※2)を活用した品質保持、衛生管理の徹底した一次加工技術の開発と超低温冷蔵庫による凍結・保管技術の開発を行う。

(※2)シャーベットアイス
 0.1mm程度の球状の氷が混ざった液体で、原液には海水や塩水を使用する。通常使用されいている冷却海水に比べ温度が−1〜−4℃と低く、氷粒子と魚介類の接触面積が大きいため、早く漁獲物を冷却することができる。氷は角が無く、みぞれ状になっているため魚体をやさしく包み込み、外部との接触が軽減され、損傷が抑えられる。


■産地一次加工実証試験(境港水産事務所:25年度)
 消費地でニーズの高い鮮魚の一次加工処理品(セミドレス、ドレス、フィーレ加工等)を試作し、消費地の量販店、飲食店及び産地市場に試験的に出荷し、産地における一次加工の実現性及び県営市場における共同加工施設の必要性を検証する。
【補助事業】
 事業主体:卸売業者等
 補助率:1/2
 補助上限:2,300千円

4 効果

新たなビジネス創出により産地力の強化。
  • 境港を基地とする漁業者の収益アップ。
  • 市場機能の多様化による水産物確保。

5 所用経費(水産試験場・水産事務所合計)


            区 分

金 額(千円)

船上一次加工技術開発試験:水産試験場
 備品費:船舶用紫外線殺菌装置・フリーザー
 需用費:

1,161
152

産地一次加工実証試験:境港水産事務所
 補助金(1/2): 加工賃、賃借料、運送費等

2,300

             合 計

3,613





要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 0 0 0 0 0 0 0 0 0
要求額 3,613 0 0 0 0 0 0 0 3,613