・あいサポーターは、障がいを知ることからはじめて、理解を得ているが、更に障がいへの理解を深めていただき具体的な活動を推奨する。(H24.12.25行政懇談会での知事発言)
【概要】
現在のあいサポーターが、更に理解を深め、地域で実践してもらう
ための「地域実践塾」を開催し、具体的な支援方法などを体験や学
習することにより、共生社会の実現を目指す。
○委託事業(鳥取県社会福祉協議会へ委託を想定)
【事業の目的】
・あいサポート運動が広がりをみせ、あいサポーターによる障がい者への配慮事例などによる感謝の声が徐々に増えている。
・一方、「声かけ」や「ちょっとした配慮」をするにも「勇気がいる」、「もう少し障がいについて知りたい」という声もある。
・このようなサポーターに対し、地域実践塾に参加していただくこと
で「声をかける勇気」、「バッジを付ける自信」、「障がいへの理解を
深めたい」などを後押しすることにより、実践に結びつけ、誰もが暮
らしやすい地域社会の実現を目指す。
【事業の流れ】
(ステップ1)
対象:県民
内容:あいサポーター研修を受講 → あいサポーターの活動
【あいサポーターの配慮事例】
・「あいサポーター研修に参加しましたよ。何かあれば声かけをし
てくださいね」と言われることが多くなった。(障がい者団体)
・60歳くらいの男性が視覚障がいの人を待ち合わせ場所まで案内
してくださった。
・あいサポートバッジを付けた男性が、足が不自由な方にバスの席
を譲っていた。
・車に乗車しようとする肢体不自由の方に対し、あいサポーターが
手助けの声をかけて感謝された。
(ステップ2)
対象:あいサポーター
※更に障がいに対する支援を深く理解したい、バッジを付ける
勇気を持ちたいなどのあいサポーター
≪地域実践塾の開催案≫
・開催回数:年6回(3圏域×2回)
・募集定員:1回 30人
・開催内容:2日間
≪カリキュラム例≫
| テーマ | 概要 |
1日目 | ・事前説明
・講義
[体験]
・現地学習 | ・受講上の注意等
・グループ討議
(障がいに関するテーマ)
・知的障がい施設等での現場学習 |
2日目 | [講義と演習]
・身体障がいの理解1
・身体障がいの理解2 | ・視覚障がい者への支援とスポーツ
・聴覚障がい者への支援と手話 |
| テーマ | 概要 |
1日目 | ・事前説明
・講義
[体験]
・現地学習 | ・受講上の注意等
・グループ討議
(障がいに関するテーマ)
・知的障がい施設等での現場学習 |
2日目 | [講義と演習]
・発達障がいの理解1
・精神障がいの理解2 | ・自閉症等への理解と配慮
・統合失調症等への理解と配慮 |
※演習では、具体的な支援方法・配慮や手話、アイマスク、
車イス、障がい者スポーツなどの体験を通して障がいを理解
[受講の効果]
・障がい者福祉施設等での障がい者と接し、演習を行うことにより、
声をかける勇気(自信)を持てるようになったり、障がいへの理解が
深まる。
※修了者へ鳥取県ボランティア総合情報サイト(総合ボランティア
バンク)への登録を促す
↓
[活動]あいサポーター活動の一層の促進
・各種イベント等でボランティア活動の実践
・日常生活の中でのちょっとした手助けの実践
※障がい者への理解と社会参加支援に寄与
【事業の目的】
企業・団体の活動及びメッセンジャー活動での取組事例を紹介した事例集を作成することによりあいサポート企業・団体等の増加や活動促進を図る。
【事業の内容】
○委託事業
・事 例 集 A4版 30頁程度(取材・原稿作成を委託)
・内 容 あいサポート企業・団体及びメッセンジャーの取組 事例の紹介
・普及方法 県ホームページ掲載等
【事業の効果】
・企業・団体として、障がいへの理解を更に深めるための活動を行う
・障がい者作業所との交流、障がい者への支援活動、ボランティア活動など地域活動への参加を行う
【取組事例】
・障がい者に対する認識の改革を行うため、あいサポート研修
を社内教育研修の必須研修として実施(金融業)
・配送トラックが全県を回っており、障がいのある方への声か
け・見守りとしても活動中(サービス業)
・自社HPでの普及・啓発(サービス業)
・地域の中学校の人権学習として交流学習を実施(メッセン
ジャー)
・独自の活動で公民館、企業へ研修(メッセンジャー)