現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成25年度予算 の 福祉保健部の地域実践型「あいサポーター」養成事業
平成25年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  政策戦略事業要求      支出科目  款:民生費 項:社会福祉費 目:障がい者自立支援事業費
事業名:

地域実践型「あいサポーター」養成事業

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福祉保健部 障がい福祉課 自立支援室  

電話番号:0857-26-7157  E-mail:shougaifukushi@pref.tottori.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
25年度当初予算要求額 9,775千円 0千円 9,775千円 0.0人 0.0人 0.0人
24年度当初予算額 0千円 0千円 0千円 0.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:9,775千円  (前年度予算額 0千円)  財源:単県 

事業内容

1 事業の概要

・あいサポーターは、障がいを知ることからはじめて、理解を得ているが、更に障がいへの理解を深めていただき具体的な活動を推奨する。(H24.12.25行政懇談会での知事発言)

    ・あいサポーター数10万人達成を契機として更なる運動の推進と共生社会実現のための記念イベント開催及び積極的な広報を実施

    ・あいサポート運動に理解のある、あいサポート企業・団体及びメッセンジャーの活動の取組を紹介する事例集を作成し普及を図る。

(1)地域実践塾の開催(地域実践型「あいサポーター」    の養成) 1,242千円

【概要】
現在のあいサポーターが、更に理解を深め、地域で実践してもらう
ための「地域実践塾」を開催し、具体的な支援方法などを体験や学
習することにより、共生社会の実現を目指す。
○委託事業(鳥取県社会福祉協議会へ委託を想定)

【事業の目的】
・あいサポート運動が広がりをみせ、あいサポーターによる障がい者への配慮事例などによる感謝の声が徐々に増えている。
・一方、「声かけ」や「ちょっとした配慮」をするにも「勇気がいる」、「もう少し障がいについて知りたい」という声もある。
・このようなサポーターに対し、地域実践塾に参加していただくこと
で「声をかける勇気」、「バッジを付ける自信」、「障がいへの理解を
深めたい」などを後押しすることにより、実践に結びつけ、誰もが暮
らしやすい地域社会の実現を目指す。

【事業の流れ】

(ステップ1)

対象:県民

内容:あいサポーター研修を受講 → あいサポーターの活動

【あいサポーターの配慮事例】

・「あいサポーター研修に参加しましたよ。何かあれば声かけをし

てくださいね」と言われることが多くなった。(障がい者団体)

・60歳くらいの男性が視覚障がいの人を待ち合わせ場所まで案内

 してくださった。

あいサポートバッジを付けた男性が、足が不自由な方にバスの席

を譲っていた。

・車に乗車しようとする肢体不自由の方に対し、あいサポーターが

手助けの声をかけて感謝された。

(ステップ2)

対象:あいサポーター

   ※更に障がいに対する支援を深く理解したい、バッジを付ける

     勇気を持ちたいなどのあいサポーター 

≪地域実践塾の開催案≫

・開催回数:年6回(3圏域×2回)

・募集定員:1回 30人

・開催内容:2日間

 ≪カリキュラム例≫
     テーマ         概要
 1日目 ・事前説明
・講義

[体験]
・現地学習 
・受講上の注意等
・グループ討議
  (障がいに関するテーマ)

・知的障がい施設等での現場学習
 2日目 [講義と演習]
・身体障がいの理解1
・身体障がいの理解2
・視覚障がい者への支援とスポーツ
・聴覚障がい者への支援と手話
     テーマ         概要
 1日目 ・事前説明
・講義

[体験]
・現地学習 
・受講上の注意等
・グループ討議
  (障がいに関するテーマ)

・知的障がい施設等での現場学習
 2日目[講義と演習]
・発達障がいの理解1
・精神障がいの理解2
・自閉症等への理解と配慮
・統合失調症等への理解と配慮
※演習では、具体的な支援方法・配慮や手話、アイマスク、
  車イス、障がい者スポーツなどの体験を通して障がいを理解

[受講の効果]

・障がい者福祉施設等での障がい者と接し、演習を行うことにより、

声をかける勇気(自信)を持てるようになったり、障がいへの理解が

深まる。

※修了者へ鳥取県ボランティア総合情報サイト(総合ボランティア

  バンク)への登録を促す

                

[活動]あいサポーター活動の一層の促進

     ・各種イベント等でボランティア活動の実践

     ・日常生活の中でのちょっとした手助けの実践

     ※障がい者への理解と社会参加支援に寄与

(2)あいサポーター10万人達成記念事業    7,543千円

【事業の目的】
10万人達成を契機として更なる運動の推進と共生社会の実現を目指すため記念のイベントを開催するとともに、メディアミックスの手法により積極的に広報を図り、あいサポート運動の目指す共生社会の実現に向けた意識醸成を行う。(平成24年10月末現在81,412人)
【事業の内容】
平成25年秋に開催する全国障がい者芸術・文化祭プレ大会(仮称)で記念イベントを予定
・メディアミックス(テレビ・新聞広告)によるあいサポート運動の啓発
・記念対談 著名人と知事との対談(案)
・島根県、広島県でのあいサポート運動の取り組み発表
・メッセンジャーの体験報告  など

(3)あいサポート企業・団体等による地域活動の普及 990千円

【事業の目的】
企業・団体の活動及びメッセンジャー活動での取組事例を紹介した事例集を作成することによりあいサポート企業・団体等の増加や活動促進を図る。
【事業の内容】
○委託事業
・事 例 集 A4版 30頁程度(取材・原稿作成を委託)
・内 容  あいサポート企業・団体及びメッセンジャーの取組         事例の紹介
・普及方法 県ホームページ掲載等
【事業の効果】
・企業・団体として、障がいへの理解を更に深めるための活動を行う
・障がい者作業所との交流、障がい者への支援活動、ボランティア活動など地域活動への参加を行う
【取組事例】
・障がい者に対する認識の改革を行うため、あいサポート研修

を社内教育研修の必須研修として実施(金融業)

・配送トラックが全県を回っており、障がいのある方への声か

 け・見守りとしても活動中(サービス業)

・自社HPでの普及・啓発(サービス業)
・地域の中学校の人権学習として交流学習を実施(メッセン
 ジャー)
・独自の活動で公民館、企業へ研修(メッセンジャー)

2 現状・背景

○あいサポート運動は、平成21年11月から鳥取県独自の取 
  組として始まり、23年には島根県・広島県と連携して運動を
  展開しており、あいサポーター数は81,412人(県内35千
  人)、認定企業・団体数も313団体(県内115団体)となってお
  り、着実に浸透をしている。(平成24年10月末現在)
 ○「ちょとした手助け」など日常的な個人レベルの活動を実践す
  るあいサポーター数を引続き増やして行くことが重要である一
  方で、あいサポート運動を地域で実践的な活動を望む声もあ
  る。
 ○研修受講者の中には、「バッジを付けるには勇気がいる。付
  けるなら体験学習など何らかの行動が必要」という意見があ
  る。また、「DVDを1回見て、1人前のサポーターになるとは思
  えない。社内で啓蒙をひたすら継続するしかな い。もう一歩
  踏み込んだ研修も大切である。」という意見もある。

<県政参画電子アンケート結果>(平成24年10月実施)
□あなたは「あいサポート運動」の名称を知っていますか。
 ・知っている 27.2%  ・知らない  72.4%
□あいサポート運動の取組後、地域社会での変化、効果があっ
 た事象などについて見聞きしたことがありますか。
 ・ある 3.7%   ・ない 95.1%
□今後のあいサポート運動の進め方として適当と考えられるも
 のは何ですか。(複数回答)
 ・個人の活動としてサポーターの数を増やす  36.2%
 ・地域の福祉ボランティア団体などのように実践的な仕組みを
  構築する。 66.7%





要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 0 0 0 0 0 0 0 0 0
要求額 9,775 0 0 0 0 0 0 0 9,775