現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成25年度予算 の 福祉保健部の産科医療従事者緊急確保対策事業
平成25年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  政策戦略事業要求      支出科目  款:衛生費 項:医薬費 目:医務費
事業名:

産科医療従事者緊急確保対策事業

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福祉保健部 医療政策課 医療政策担当  

電話番号:0857-26-7228  E-mail:iryouseisaku@pref.tottori.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
25年度当初予算要求額 2,250千円 0千円 2,250千円 0.0人 0.0人 0.0人
24年度当初予算額 0千円 0千円 0千円 0.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:2,250千円  (前年度予算額 0千円)  財源:単県 

事業内容

1 事業概要

 時を選ばない出産に伴う勤務環境の過酷さなどから、産科医療に従事する、産科医師及び助産師が不足していることから、各種施策を総合的に実施し、これらに従事する者の確保を図る。

2 背景

・中部圏域では、分娩を行う医療機関が減少。

  平成23年10月から3施設→2施設
・時を選ばない出産に伴う勤務環境の過酷さなどから、新たに分娩を行う産科診療所の開業を希望する産科医が見込めないこと。
・勤務環境の過酷さ等は、産科医を目指す者の減少に影響しており、新たな産科医が増えないことによりさらに勤務環境が悪化する懸念があること。
・医療スタッフの少ない産科診療所が分娩を継続するためには、助産師の確保が喫緊の課題であること。
・正常分娩を行う産科診療所の減少は、分娩を行う病院の負担増の一因ともなっていること。

3 事業内容

(1)産科医師確保対策事業等
 ○ 「鳥取県臨床研修医研修資金貸付事業」(別途予算要求
    → 初期臨床研修修了後、県内の指定病院の産婦人科などの診療科で勤務する意欲のある者に対して研修資金を貸与し、研修修了後、知事が指定する病院の産婦人科などに一定期間勤務することを条件としてその返還を免除する制度し、県内に従事する産科医師などの確保を図る。
○「医師養成確保奨学金」の「地域枠」の免除対象の見直し
   (制度要求)
    → 従前免除対象病院となっていなかった鳥取大学医学部附属病院での勤務(3年間のみ)について、産婦人科などの特定の診療科で勤務した者の奨学金を免除することにより、県内産科医などの確保を図る。
(2)助産師確保対策事業
 ○「助産師の呼出待機手当(オンコール手当)の支援」
     分娩の際の救急呼出に備えて、助産師が自宅等におい
    て待機した場合に、待機1回につき手当を支給する診療所に対し、その一部を助成する。
    → 助産師の処遇改善を行い、分娩を行う診療所の助産師の確保を図る。
 ・事業主体:分娩を取り扱う民間の診療所(9か所)
 ・補助率:1/2
 ・負担割合:県1/2、事業主体1/2
 ・補助対象経費:1診療所当たり助産師1名分の待機に対して支払う助産師の呼出待機手当
 ・算出内訳:5千円×100日※×1/2×9医療機関
  =2,250千円
 
※ 待機の日数から実際に呼出しのあった場合の日数を控 
 除。


これまでの取組と成果

これまでの取組状況

○H24.11からH25.1にかけて、「中部の産科・小児科医療体制検討会」を3回開催し、現状・課題の議論を踏まえ、以下のような対応策を取りまとめた。
・厚生病院産科・小児科医師の鳥取大学からの新たな応援とそれに対する支援
 → 早期実現に向けて継続検討 
・奨学金の制度変更等による鳥取大学の産科・小児科への入局者の増加
 → 平成25年度当初予算要求に向けて検討
・診療所助産師の待遇改善の支援等による診療所の助産師確保
 → 呼出待機(オンコール)手当について、平成25年度当初予算要求に向けて検討
・県立倉吉総合看護専門学校助産学科の入学者選抜方法の工夫による県内入学者の増加
 → 県内推薦枠(現在6名)の拡大について、平成26年4月実施に向けて検討
・小児科診療所等の時間外問合せ対応等による厚生病院の小児科医の負担軽減
 → 小児科診療所での時間外電話対応のさらなる充実
・乳幼児健診の実施方法の工夫等による小児科医の負担軽減
→ 健診の集約化、健診対象者の見直しを市町で検討
○また、従前から産科医等確保支援事業を実施し、お産を行う診療所が、分娩時の医師・助産師に対する手当に対し補助を実施するなど、産科医師・助産師の確保支援を実施。

これまでの取組に対する評価

産科医療を継続するためには、産科医師及び助産師の確保が課題であり、従前の事業に加えて、「中部の産科・小児科医療体制検討会」で取りまとめられた主な対応策を予算要求に反映することが必要。

工程表との関連

関連する政策内容

安心安全な医療提供体制の構築

関連する政策目標

二次医療圏(東部・中部・西部の各圏域)ごとに医療機関が機能を分担し、相互に連携します。





要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 0 0 0 0 0 0 0 0 0
要求額 2,250 0 0 0 0 0 0 0 2,250