現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成26年度予算 の 未来づくり推進局の鳥取力創造運動推進事業
平成26年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:総務費 項:企画費 目:計画調査費
事業名:

鳥取力創造運動推進事業

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未来づくり推進局 鳥取力創造課 鳥取力づくり担当  

電話番号:0857-26-7248  E-mail:tottoriryoku@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
26年度当初予算額 50,129千円 23,217千円 73,346千円 3.0人 1.0人 0.0人
26年度当初予算要求額 50,129千円 23,217千円 73,346千円 3.0人 1.0人 0.0人
25年度当初予算額 73,825千円 27,010千円 100,835千円 3.4人 1.0人 0.0人

事業費

要求額:50,129千円  (前年度予算額 73,825千円)  財源:財産収入、その他、一般財源 

一般事業査定:一部計上   計上額:50,129千円

事業内容

1.26年度要求のポイント

 鳥取力創造運動のさらなる推進に向け、特に次の点に留意しながら事業実施を行う。

    (1)補助金(ステップアップ型)の創設
     スタートアップ型補助金の採択団体が活動の基盤を整備しさらに継続的に活動を推進できるよう、新たに「ステップアップ型」を設定する。

    (2)事業効果を高めるためのフォローアップ
     補助事業の効果を高めるために、一定の補助事業には成果目標の設定及び事業評価のプロセスをとり入れる。

     また、先進的な取組みについては、さらなる発展のための計画づくりを支援して、モデル的事例としての磨き上げを図る。

    (3)より効果的な情報発信
     補助事業の成果を広く公表してさらなる普及に努め、他団体が取組を行う上での目安や参考としていただく。

2.新規事業の概要

鳥取力創造運動支援補助金
<要求額>34,010千円(50,500千円)

<内容>
 県内各地で芽生えた多様な地域づくり活動の掘り起こし・維持・発展を、主に財政面で後押しする。
区分
上限
補助率
補助対象
スタートアップ型
〔新規〕
(7,000千円)
(採択70団体)
(H25予算7,500千円)
(H25実績84件)
10
万円
10/10


新たな取組み(試行的な取組みを含む)及びこれまでの取組みの拡充
※財源は基金運用益
〔継続〕
(2,000千円)
(採択20団体)
(H25予算3,000千円)
(H25実績36件)
10
万円
3/4


従前にスタートアップ型(新規/継続)の補助を受けた取組みで、事業を継続していくための取組み
※財源は基金運用益
【新設】ステップアップ型
(4,500千円)
(採択15団体)
30
万円
3/4


従前にスタートアップ型(新規/継続)の補助を受けた取組みで、事業を中長期的に継続・拡大していくための取組み(ソフト事業に必要なハード整備を含む)
※財源は基金運用益
発展型
(8,000千円)
(採択8団体)
(H25予算8,000千円)
(H25実績10件)
100
万円
3/4

これまでの活動の発展型の取組みで、他のモデルとなり地域活性化に貢献するソフト事業(ソフト事業に必要なハード整備を含む)
※財源は基金運用益
市町村連携コース
(2,410千円)
(採択 2団体)
(H25予算2,000千円)
(H25実績1件)
100
万円
(債務負担H25〜26)
3/4

(2年間)
発展型の取組みで、複数の市町村と協働・連携して成果を生み出す事業(ソフト事業に必要なハード整備を含む)
※財源は基金運用益
ネットワーク型
(8,000千円)
(採択4団体)
(H25予算8,000千円)
(H25実績5件)
200
万円
3/4

複数の活動団体が協力・連携(ネットワーク化)して新たな成果を生み出す事業
※財源は基金取り崩し
市町村連携コース
(2,100千円)
(採択 1団体)
(H25予算2,000千円)
(H25実績1件)
200
万円
(債務負担H25〜26)
3/4


(2年間)
ネットワーク型の取組みで、複数の市町村と協働・連携して成果を生み出す事業
※財源は基金取り崩し
※一つの団体が同一区分で受けられる補助金は1回限りとする。

(1)補助金(ステップアップ型)の導入

<目的・内容>
 ・スタートアップ型の補助金を受けて歩み出した団体が、自らの活動基盤を整備して中長期的に継続・拡大して行う活動を支援する

<背景>
 ・アンケートや団体訪問にて、スタートアップ型補助金(10万円)により数年活動を継続できても規模拡大に至らない、かといって発展型補助金(100万円)は敷居が高いとの意見が複数あり、現状打開と次のステップへの躍進のきっかけをつくる。

要求額

 4,500千円

補助額

上限300千円×15団体(補助率3/4)

補助要件

過去にスタートアップ型(継続)の補助金を受けていること
 ※財源は、鳥取力創造運動推進基金の運用益(スタートアップ型の補助金を一部減額)


(2)鳥取力トップランナー輩出サポート

<要求額> 572千円(アドバイザー謝金・旅費)

<目的・内容>
 鳥取力創造運動の実践者が、その取組みをより先進的なものへと発展させることができるよう、当該団体やアドバイザー、行政が一堂に会して行動プラン策定に携わり、他団体の活動の模範としてのモデル性を高めるとともに全国的に誇れる活動事例として県内外へ強くPRを行っていく。

<目標>
 ・地域づくり団体総務大臣表彰の受賞(H28年度までに)

<背景>
 ・補助金の交付期間が終わっても、団体の活動が自立的継続するよう活動内容を精査し、活動団体の育成やネットワークづくり等のフォローアップなどをさらに行っていく必要。(事業棚卸し)

 ・一部の活動はメディアの効果もあいまって県内でかなり注目されているが、全国的な話題になり賞を受けるなどの先進的・モデル的事例はごく少ない。

対象団体

過去に鳥取力創造運動活動表彰を受賞した団体で支援を希望する者

内容

・ジャンプアップのためのワークショップ開催、行動プラン策定
・プランに基づく実践活動支援と検証

対象経費

アドバイザー旅費・謝金

(3)鳥取力創造運動推進委員会(仮称)の設置

<要求額> 1,268千円(2,091千円)

<目的>
 従前の補助金審査会等を再編して、鳥取力創造運動の推進を総合的に支援するための組織と位置づけ、補助事業の評価や活動表彰も含め地域づくり活動全般における審査・指導・助言を求める。

<背景>
 これまでは、補助事業採択のための審査に主眼を置いていたが、補助金の有効活用や活動の継続性・将来性、地域の活性化などの観点から、補助事業のフォローアップの重要性を認識。

<内容>


ア 推進委員会

審査基準の決定・目合わせ、鳥取力実践向上のための指導・助言

イ 補助金審査(スタートアップ型等)

スタートアップ型(新規・継続)、ステップアップ型の審査を実施(書類審査)

ウ 補助金審査(発展型等)

発展型、ネットワーク型(市町村連携コースを含む)の審査を実施(書類審査及びプレゼンテーション審査)

エ 補助事業の評価

一定の事業に対するヒアリングと成果報告に基づく評価・助言等を実施
・対象…発展型及びネットワーク型(市町村連携コースを含む)

オ 鳥取力創造運動活動表彰の審査と表彰

自薦、他薦を問わず、鳥取力創造運動に取組む個人、活動団体、企業等を募集し、審査の上表彰(1次審査:書類審査、2次審査:公開プレゼンテーションによるコンテスト形式)

(4)より効果的な情報発信
<要求額> 0千円(人件費のみ)

<事業内容>
 ・補助金採択事業の取組概要や成果(写真入り)を、一覧性のある形でホームページ等により公表
 ・県外メディアの活用(月刊誌「地域づくり」等)

3.目的・課題

<目 的>
 様々な主体が行う様々な取組みを応援することで、「鳥取力」の意識醸成と多様な活動が湧き上がる機運醸成を図り、もって地域住民、NPO、企業、行政等の協働・連携した取組みを促進し、活力ある地域の創造を図る。

<現状・課題(有識者・活動者等からの意見を中心に)>
・申請者の中に「鳥取力」の理解が定着しているとは思えない。「何でもあり」というふうに思われているのでは。(補助金審査会・担当者会議)

・スタートアップ型補助金により数年活動を継続できても規模拡大に至らない。かといって、発展型補助金は敷居が高い。(アンケート・団体訪問)

・補助金の交付期間が終わっても、団体の活動が自立的に継続するよう活動内容を精査し、活動団体の育成やネットワークづくり等のフォローアップなどをさらに行っていく必要。(事業棚卸し)

・もっと各団体の実績をPRしてあげるべき。実績報告に写真の添付を義務づけて、それをホームページで公開するなど。(補助金審査会)

4.継続事業の概要

(1)鳥取力創造運動PR事業
  ア)マスコミタイアップ

  ◎要求額 3,084千円(3,000千円)

  ◎事業内容
   地元のマスコミとタイアップし、鳥取力支援補助金採択団体等の活動状況を記事体広告で掲載

   ・鳥取力創造運動の概要
   ・活動団体の紹介(12回、12.5cm×5段)
   ・鳥取力創造まつりの告知(全5段)
   ・鳥取力創造運動への想い(活動者等の対談、全15段)

  イ)鳥取力サイトの運営

  ◎要求額 2,517千円(1,801千円)

  ◎事業内容
   ・鳥取力実践団体登録制度により登録された活動団体等の活動PRや情報の発信、あわせて助成金情報の配信などを行う鳥取力サイトの保守管理
   ・非常勤職員に係る経費

   (参考)鳥取力サイトURL http://tottoriryoku.pref.tottori.jp/

  ウ)鳥取力創造運動活動事例集

  ◎要求額 0千円(3,234千円)

  ◎事業内容
   ・鳥取力創造運動の先進・成功事例等を事例集として取りまとめて発行し、活動団体等へ啓発することにより、全県的な取組の底上げを図る。
   (H26年度は追加事例の取材とホームページでの情報発信)
  

(2)鳥取力創造まつり 

 ◎要求額 2,000千円(2,000千円)

 ◎事業内容
  鳥取力創造運動をテーマとしたフォーラム等を開催。あわせて、顕著な活動を行った優秀団体等の表彰や、地域づくり活動の発表・PRの機会を提供し、各実践者の活動に対するモチベーションを高めるとともに、来場者の地域づくり活動への参加意欲の向上を図る。

 <開催内容>
  ・トークセッション(地域づくりに関するゲストと知事との対談)
  ・分科会(テーマ設定し、実践事例を基に意見交換)
  ・鳥取力創造運動活動表彰の公開コンテスト及び表彰式
  ・鳥取力活動団体PRブースの設置
  ・交流会・意見交換会

(3)鳥取力創造トーク

 ◎要求額 0千円

 ◎事業内容
  鳥取力創造運動支援補助金の採択団体等と行政の意見交換会。
  出された意見や課題を整理・検討し、様々な活動団体に対応した県の支援や協働の方向性を導き出す。
  将来的に、ネットワークの構築や地域づくり活動団体、NPOのサロン的な場とすることも視野に入れる。

(4)鳥取力創造運動推進基金の積み立て 

 ◎要求額 3,940千円(7,790千円)

 <事業内容>
  ・平成26年度運用益の充当残額 

   ※運用益29,691千円−(補助金23,910千円+トップランナー輩出サポート572千円+推進委員会1,269千円)

(5)標準事務費

 ◎要求額 2,737千円(2,917千円)

5.廃止事業

・鳥取力創造運動支援補助金(ビジネスモデル創出型)
 地域活性化に資する取組みで、継続的に収入の得られるしくみ(ビジネスモデル)を確立する事業(上限500万円・補助率3/4、人件費も対象)
→過去採択事業のフォローのみ実施

・鳥取力創造キャビネット   0千円(492千円)

 地域の声を踏まえた鳥取力創造運動創造運動の推進、展開方法等を検討
→パートナー県政推進会議、鳥取力創造運動推進委員会(仮称)等の枠組みを活用

○鳥取力創造運動の展開イメージ


これまでの取組と成果

これまでの取組状況

・平成25年度の鳥取力創造運動支援補助金には、177件の応募があり、137件を採択した。
  スタートアップ型(新規):応募99件、採択84件
  スタートアップ型(継続):応募36件、採択36件
  発展型:応募29件、採択10件
  発展型(市町村連携コース):応募1件、採択1件
  ネットワーク型:応募10件、採択 5件
  ネットワーク型(市町村連携コース):応募2件、採択1件
・鳥取力創造運動PR事業では、マスコミとタイアップし県内各地の地域づくり活動の代表例を取材により新聞紙面で紹介するほか、継続的にホームページ等での紹介や報道提供を行い、活動規模の大小にかかわらず団体のモチベーションの高まりを図った。
・鳥取力実践団体登録制度により、256団体の登録(平成25年11月11日現在)を行うとともに、各登録団体の活動内容を鳥取力サイトに掲載し、情報発信しながら活動団体間の交流を促進した。
・鳥取力創造まつりでは、活動団体の紹介コーナーの設置や交流会等を行い、参加者が他の活動団体を理解し交流するきっかけとなった。
・鳥取力創造運動活動表彰では、他団体の活動のモデルとなる優良な取組みを6事業表彰した。最優秀賞の審査と表彰式を鳥取力創造まつりにおいて行い、活動団体や一般参加者への啓発・励みとしていただいた。
・鳥取力創造運動がわかりにくいという意見もあり、先進・成功事例をまとめた事例集を作成し、鳥取力創造運動の普及啓発、全県的底上げを図るべく進行中。

これまでの取組に対する評価

・「鳥取力とは何なのか」の認識不足に起因した、地域づくりとは少し離れた趣旨の補助金申請が一部にみられる。
・スタートアップ型補助金により数年活動を継続できても規模拡大に至らない。かといって発展型補助金は倍率も高く、敷居が高いとされる団体も多い。
・補助金を交付して終わりではなく、一定の成果をあげていただくための目標設定や評価のしくみが必要。
・鳥取力実践団体登録数は、当初の目標(200団体)はクリアしたが、さらに登録のメリット等を訴えながら、登録団体を増やしていく必要がある。
・鳥取力創造まつりや活動表彰は話題性もあり、また交流の場として最適な環境もつくれることから、さらに継続していく必要がある。
・一部の活動はメディアの効果もあいまって県内でかなり注目されているが、全国的な話題になり賞を受けるなどのモデル的事例はなお少ない。

工程表との関連

関連する政策内容

鳥取力創造運動の推進による地域の活性化

関連する政策目標

多様な活動を行う様々な主体が自主的かつ連携して地域づくりに取り組む社会を実現する。


財政課処理欄


 鳥取力トップランナー輩出サポートについては、新たなに設立した「とっとり県民活動活性化センター」が本来支援すべき内容だと思います。また、人的な支援だけで効果が出るのか、効果性についても疑問が残ります。(減額分については、鳥取力創造運動推進基金への積立に充当します。)

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 73,825 0 0 0 0 0 29,424 30,534 13,867
要求額 50,129 0 0 0 0 0 29,691 10,107 10,331

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 50,129 0 0 0 0 0 29,691 10,107 10,331
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0