<現状>
(1)梨産業活性化ビジョンの策定
【目標】年間導入面積 25ha、販売価格 500円/kg
(2)平成20年から「なつひめ」、「新甘泉」の試験販売を開始。その後も全果糖度検査を行い、県下統一基準での選果、販売を実施。また、農業団体、生産者、県がPR活動を実施。
【出荷販売実績】
品種名 | 数量 | 市場単価(円/kg) |
なつひめ | H22 19.2t
H23 33.0t
H24 59.4t
H25 88.2t | H22 558円
H23 335円
H24 389円
H25 327円 |
新甘泉 | H22 36.2t
H23 68.7t
H24 99.3t
H25 158.0t | H22 533円
H23 421円
H24 445円
H25 440円 |
〔参考〕
二十世紀 | H22 4060.8t
H23 5862.7t
H24 5553.9t
H25 5454.1t | H22 366円
H23 255円
H24 292円
H25 276円 |
※H25年のデータは10/21時点
・取り組み後数年は糖度にバラツキがあったが、施肥や日当たり改善など栽培技術の普及により改善。
・「なつひめ」は、消費者の評価は良いが、出荷時期が二十世紀と一部重なることから、今後販売戦略について検討が必要。
(3)平成23年度から「やらいや梨プロジェクト」を立ち上げ、梨ビジョンの進捗管理や施策検討などを実施。
(4)平成23年度から産地で守り継承する果樹園「やらいや果樹園」制度への支援を打ち出し、徐々に取り組みが進んでいるが、未だ大半の農家は様子見の状態であり、新品種の導入が進まない要因となっている。
→ 農家の意識改革及び産地ムードの盛り上げのため、県主催で平成24年7月に推進大会を開催。平成25年度中にも研修会を開催予定(平成26年2月頃)。
<課題>
〇「なつひめ」等鳥取オリジナル新品種の導入推進、「やらいや果樹園」制度の取り組み推進
〇各品種の栽培特性と市場評価に応じた生産販売戦略の構築