1 事業目的
不毛の地と言われた鳥取砂丘地で「らっきょう」が生産が開始されて以来、平成26年度には100周年を迎える。これを契機に、100年間の生産者の努力・成果及び鳥取ブランドへ発展してきた歴史を広報するとともに、鳥取県の自慢の逸品として未来につなぐため、次代を担う若手農業者の育成や販売促進、新商品開発の取り組みを鳥取市とともに支援する。
2 事業内容
(1)事業実施主体:ふくべ砂丘らっきょう100周年記念事業実行委員会
【構成機関】 らっき ょう生産組合長会、JA鳥取いなば、全農とっとり、鳥取市、鳥取県 他
(2)補助率:対象事業費の3分の1以下
県1/3 鳥取市1/3 地元(JA鳥取いなば福部支店らっきょう生産組合)1/3、 委員会への直接補助
(3)県補助金額:1,098千円
(4)事業概要
100周年を契機に実施する特別事業に対してのみ支援
区分 | 概要 | 対象経費 | 事業費
(千円) | 県補助額(千円) |
未来へつなぐ砂丘らっきょう振興研究会の設置 | ○若手生産者による「未来へつなぐらっきょう振興研究会」の設置
・意見交換会
・先進地視察
・シンポジウム | バス借上料、講師報償費 | 200 | 66 |
販売促進ツール作成 | ○らっきょう100周年をPRした各種販促ツール作成
・100年の歴史を誇る産地イメージ、年間の取組等を記載した紹介冊子、PRグッズ | のぼり、ポスター、PR冊子、ロゴマークのデザイン料、作成経費 | 1,200 | 400 |
「砂丘らっきょう・まるわかり本」発行 | ○100年の歴史、日本一ブランドになるまでの苦労話等、らっきょうに関する知識、情報等 | 印刷製本費、原稿料 | 800 | 266 |
新商品開発 | ○100周年を記念した新たな加工品の開発
・らっきょうチップス、佃煮、福神漬
・新らっきょう酢の醸造
○加工品記念パッケージ、シール
○新商品、新たならっきょう料理の披露、発表会 | 委託費、 材料購入費 | 1,100 | 366 |
合計 |  |  | 3,300 | 1,098 |
(5)実施年度:平成26年度
3 事業の背景・経過
福部で大規模ならっきょう生産を開始して、平成26年度は100周年を迎える。
砂丘らっきょうは全国一のブランドとして認知されてきたが、近年は高齢化も進み生産者戸数はここ10数年で40%減少しており、今後の産地維持が厳しい状況にある。
この100周年を契機に、生産組織や関係機関で構成する「ふくべ砂丘らっきょう100周年記念事業実行委員会」が設置され、次の100周年の産地維持発展を目指し、産地を維持発展するため、生産販売に係る取組を強化しようとする動きが出てきている。
【参考】
◎補助事業以外に農協等が実施する事業
・らっきょう生産販売振興大会で100周年記念した講演
・鳥取砂丘らっきょう花マラソンで100周年のPR
・パッケージ、ダンボールの様式変更
・地元中学生修学旅行先(千葉県)でのらっきょうPR
・市場でのイベント 他