1 事業内容
平成29年に宮城県で開催される第11回全共に向けた出品牛づくりのための経費等について助成する。
(1)事業区分及び内容
区分 | 内容 |
地域出品対策協議会活動費 | 地域出品対策協議会の活動費への助成(3協議会) |
指定交配費 | 出品補牛作出のための人工授精代金の助成 |
採卵協力費 | 優秀な供卵牛からの採卵経費の助成 |
事前短期肥育協力費 | 事前短期肥育試験牛を飼養する肥育農家への助成 |
生産振興大会開催経費 | 肉用牛振興大会開催経費の助成 |
若手後継者技術向上研修費 | 若手後継者育成のための技術研修費等の助成 |
事務局経費 | 推進委員会、出品対策部会、巡回経費の助成 |
雌雄判別精液製造委託費 | 全共出品候補牛を効率的に生産するための雌雄判別精液の製造委託(家畜改良事業団) |
(2)事業費及び要求額 (千円)
区分 | 事業費 | 要求額 | 負担割合 |
地域出品対策協議会活動費 | 663 | 331 | ※ |
指定交配費 | 250 | 125 | ※ |
採卵協力費 | 2,490 | 1,245 | ※ |
事前短期肥育協力費 | 1,350 | 675 | ※ |
生産振興大会開催経費 | 148 | 74 | ※ |
若手後継者技術向上研修費 | 308 | 154 | ※ |
事務局経費 | 293 | 146 | ※ |
雌雄判別精液製造委託費 | 1,070 | 1,070 | 県10/10 |
計 | 6,572 | 3,820 | |
※県1/2以内、JAグループ及び生産者1/2以上
(3)事業実施主体
第11回全国和牛能力共進会鳥取県推進委員会
(事務局:公益社団法人鳥取県畜産推進機構)
2 事業の目的
(1)背景
5年に一度開催される「全国和牛能力共進会」は、大会の成績が各県の和牛ブランド化を左右する重要なイベントである。
第10回全共で鳥取県は総合成績で前回鳥取全共を下回る7位であったが、肉牛の部の9区で第1回岡山大会の「気高」号以来の上位入賞を果たす等出品対策によって一定の成果は得られた。
(2)目的
県内の和子牛の市場価値や「鳥取和牛肉」ブランドを高めるため、第10回全共の反省を活かした効率的な「牛つくり」や若い生産者を中心に取組農家を推進する「人つくり」「組織つくり」によって、第10回全共をさらに上回る成績を目指すと共に、その取組を通じて生産基盤を強化・拡大していくなど鳥取県の和牛振興を図る。
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
<取り組み状況>
○平成25年4月に第11回全共推進委員会を設立(出品に係る事業計画の策定、概算経費及び負担割合等を決定)。
○平成25年5月に第11回全共出品対策部会を設立(これまで2回開催し、出品に関する具体的な対策に取り組む)。
○各区交配種雄牛の決定。
(7区:白鵬85の3 8区:平白鵬、礼美茂 9区:百合白清2)
○高能力出品牛作出のため、雌雄判別精液を活用した受精卵の採卵に取り組む。
○優秀な全共候補牛(種牛)を生産するため県外から雌牛を9頭導入。
これまでの取組に対する評価
○第10回全共での反省を踏まえ、前回より1年早い今年4月から出品対策に取りかかり、雌雄判別精液や受精卵技術を活用し、より高能力の候補牛の効率的な生産に取り組んでいる。
○県、関係機関、生産者代表から組織される出品対策部会を中心として、出品に関する対策を着実に取り組んでいる。