(1)防霜ファンの設置(果樹2号ほ場)
霜害が多い他県では導入が進んでいる。県内での導入事例は少ないが、作業負担が小さく、近年の霜害発生の状況から導入を検討する生産者もいる。現在試験場内には防霜ファンの設置がない。他の方法(散水氷結法、燃焼法)との効果比較や燃焼法との組み合わせによる新たな技術確立を目指す。
要求額:4,418千円
(2)多目的防災網の更新(果樹7号ほ場)
燃焼法と多目的防災網の組み合わせにより網内の昇温効果が認められている(栃木県)。一方、昨年より県内では軽量タイプの網が生産振興課の事業で導入され、従来品よりも安価なため今後普及が進むと考えられるが、材質、網目の大きさが異なる。試験場には新型の網の設置がなく、これを機に耐用年数となり、方々に傷みが見られるほ場の更新を進めたい。更新することで従来型との比較や燃焼法との組み合わせなどあらゆるパターンの試験が可能となり、霜害対策マニュアルの完成度を高めることができる。
要求額:949千円