現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成26年度予算 の 農林水産部の鳥取県の気候条件に適した霜害対策技術の確立
平成26年度
9月補正予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:農業費 目:園芸試験場費
事業名:

鳥取県の気候条件に適した霜害対策技術の確立

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農林水産部 園芸試験場 果樹研究室  

電話番号:0858-37-4211  E-mail:zaisei@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト(A+B) 従事人役
現計予算額 0千円 0千円 0千円 0.0人
補正要求額 5,367千円 0千円 5,367千円 0.0人
5,367千円 0千円 5,367千円 0.0人

事業費

要求額:5,367千円    財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:5,367千円

事業内容

1.補正の概要

415日の低温により県内のカキ園、ナシ園において霜害が発生し、約4億円の被害となった。次年度春には現場において対策が実施できるようにする必要がある。現在、基礎試験を行っており、11月からの実証試験に備え、防霜ファンと多目的防災網の施設の整備を要求するものである。

2.マニュアル作成に向けた現在の状況と今後の予定

(1)各種対策の試験方針

     従来から行われている技術の改良 
    方法
    特徴
    試験方針
    防霜ファン常襲園向き技術県内の常襲園では整備の要望が上がっている。
    霜対策の標準的な方法として他の技術との比較対象技術として調査が必要。
    燃焼法通常園向き技術従来紹介していた方法では生産者が取り組みにくい。
    安価で省力的に出来る方法を開発する
    氷結法潅水施設のある園向き技術現在、果樹園に備えられている潅水設備の活用(改造)により対応が可能になる技術を確立する。

     技の組み合わせによる効果向上 
    方法
    特徴
    試験方針
    防霜ファン+燃焼法異常低温対策技術組み合わせ技術は、これまでの想定を超えるような低温への対策としてマニュアルに記載したい。試験事例はまだ少なく、効果確認試験が必要。
    多目的防災網+燃焼法異常低温対策技術


    (2)現在の状況と今後の予定
    現在、新たな燃焼資材の検討や潅水施設の改造を行っている。10月には基礎的な試験を終了し、本要求で整備予定の防霜ファン、多目的防災網を利用し、11月、12月の低温時に実証試験を行い、1月にマニュアルを完成させる予定。

3.事業の内容

(1)防霜ファンの設置(果樹2号ほ場)

霜害が多い他県では導入が進んでいる。県内での導入事例は少ないが、作業負担が小さく、近年の霜害発生の状況から導入を検討する生産者もいる。現在試験場内には防霜ファンの設置がない。他の方法(散水氷結法、燃焼法)との効果比較や燃焼法との組み合わせによる新たな技術確立を目指す。
要求額:4,418千円

(2)多目的防災網の更新(果樹7号ほ場)
燃焼法と多目的防災網の組み合わせにより網内の昇温効果が認められている(栃木県)。一方、昨年より県内では軽量タイプの網が生産振興課の事業で導入され、従来品よりも安価なため今後普及が進むと考えられるが、材質、網目の大きさが異なる。試験場には新型の網の設置がなく、これを機に耐用年数となり、方々に傷みが見られるほ場の更新を進めたい。更新することで従来型との比較や燃焼法との組み合わせなどあらゆるパターンの試験が可能となり、霜害対策マニュアルの完成度を高めることができる。
要求額:949千円



財政課処理欄


要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
現計予算額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
要求額 5,367 0 0 0 0 0 0 0 5,367

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 5,367 0 0 0 0 0 0 0 5,367
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0