事業名:
強化哺育を活用した和子牛の育成技術確立試験
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農林水産部 畜産試験場 肉用牛研究室
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事業費(A) |
人件費(B) |
トータルコスト (A+B) |
正職員 |
非常勤職員 |
臨時的任用職員 |
26年度当初予算額 |
3,743千円 |
15,478千円 |
19,221千円 |
2.0人 |
0.6人 |
0.0人 |
26年度当初予算要求額 |
3,743千円 |
15,478千円 |
19,221千円 |
2.0人 |
0.6人 |
0.0人 |
25年度当初予算額 |
0千円 |
0千円 |
0千円 |
0.0人 |
0.0人 |
0.0人 |
事業費
要求額:3,743千円 (前年度予算額 0千円) 財源:単県
一般事業査定:計上 計上額:3,743千円
事業内容
1 事業概要
強化哺育を活用して発育良好で骨格の大きな筋肉質の和子牛を育成し、せり上場までの飼養管理方法を検討する。
2 背景及び目的
(1)子牛の初期発育は、その後の成長及び生産性に大きく影響を及ぼす事が知られており、近年、高タンパク質で低脂肪の代用乳を子牛に多量に給与して育成する「強化哺育」が注目されている。
(2)当場でも平成23年度から実施してきた「和子牛の育成に関する試験」の中で強化哺育の哺乳期間における発育向上効果を確認した。しかし、消化器疾患による離乳後の発育停滞等の課題を残している。
(3)「和牛ビジョン」の目標達成のため乳用牛への和牛受精卵移植を推進しており、今後酪農家で生産される和子牛の大幅な増加が見込まれていることから、和子牛の人工哺育技術の重要性が高まっている。
(4)飼料価格の高騰、景気の悪化、畜産物消費の低迷等畜産農家の経営環境は厳しいことから、生まれてきた和子牛の良好な発育を確保し、畜産農家の経営維持発展に資する。
3 事業内容
(1)強化哺育を実施後、育成期(離乳後からせり出荷月齢まで)の飼料給与方法の検討
1)育成期の飼料給与について、2つの試験区(飽食及び制限給餌)を設定し、発育に及ぼす影響を調査
2)離乳ストレスにより発育が停滞することから、離乳後のストレス要因を軽減するための飼養管理技術(離乳法、疾病発生予防策、去勢法等)を検討
(2)費用対効果の検証
強化哺育後の育成期の飼料給与方法において、哺乳期間中の飼料費、育成期間中の飼料費等が子牛市場成績に及ぼす影響を調査
(3)強化哺育実施牛の肥育成績、繁殖成績の追跡調査・検討
強化哺育実施後の肥育牛8頭の肥育成績(発育等)及び繁殖牛5頭の繁殖成績(初回発情、初回人工授精日、種付回数等)を調査
4 期待される効果
(1)発育良好で骨格の大きな筋肉質の子牛を育成することによるせり価格の向上
(2)現在子牛市場への出荷月齢は約9ヶ月齢であるが、強化哺育の効果によって発育が向上することから、目標とする出荷月齢を8ヶ月齢とする。出荷月齢が1ヶ月早まることによって、生産コストの低減につながる。
(3)全共等短期肥育に適した肥育もと牛の育成管理技術の確立
(4)和牛受精卵移植の推進により、和牛ビジョン目標の達成
5 試験期間
平成26年度から平成28年度
項目 | H26 | H27 | H28 |
離乳後の飼料給与方法の検討 | ● | ● | ● |
強化哺育実施牛の肥育成績、繁殖成績の追跡調査・検討 | ● | ● |  |
強化哺育を活用した育成子牛飼養管理マニュアルの作成 |  |  | ● |
現地実証試験 |  | ● | ● |
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
和子牛の発育向上のため強化哺育を実施し、哺乳期間における発育向上効果を確認した。
これまでの取組に対する評価
離乳後の消化器疾患による発育停滞等の課題が残る。
工程表との関連
関連する政策内容
消費者の求める安全・安心・高品質な畜産物生産技術の開発
関連する政策目標
財政課処理欄
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
前年度予算 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
要求額 |
3,743 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
886 |
0 |
2,857 |
財政課使用欄(単位:千円)
区分 |
事業費 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
計上額 |
3,743 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
886 |
0 |
2,857 |
保留 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
別途 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |