現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成26年度予算 の 農林水産部の【終了】松くい虫被害地におけるクロマツ苗木の活着率向上試験
平成26年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:林業費 目:林業試験場費
事業名:

【終了】松くい虫被害地におけるクロマツ苗木の活着率向上試験

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農林水産部 林業試験場 森林管理研究室  

電話番号:0858-85-2511  E-mail:zaisei@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
26年度当初予算額 0千円 0千円 0千円 0.0人 0.0人 0.0人
26年度当初予算要求額 0千円 0千円 0千円 0.0人 0.0人 0.0人
25年度当初予算額 698千円 2,383千円 3,081千円 0.3人 0.7人 0.0人

事業費

要求額:0千円  (前年度予算額 698千円)  財源:単県 

一般事業査定: 

事業内容

1 事業の概要

 松くい虫被害が生じたクロマツ林の防風機能を早期に回復させることを目的として、高価で貴重な松くい虫抵抗性苗を高確率で活着させるための技術を確立する。

2 背景と目的

 海岸松林は「白砂青松」等の美観を供するとともに、飛砂や潮風から後背地の道路や畑地を保全する重要な機能を備えている。しかし、県下の海岸松林は松くい虫被害により疎林化が進んでいる。対策として治山事業やボランティア等により補植が行われているが、海岸砂地は冬期の季節風による強風や保水性の低い土壌による水不足等により植物が生育するのに過酷な環境下にあり、場所によっては植栽した苗木が枯死する場合がみられる。活着率を高めるために保水材や土壌改良材、ツリーシェルターが使用されているが、これらを用いた植栽方法が確立されているとは言い難く、苗木の活着率を向上させる植栽方法の開発が望まれている。

3 事業の成果

ア 海岸用の低コストなツリーシェルターの開発

    ・ポリプロピレン製六角筒型シェルターに空気穴を開けることで内部の最高温度が45℃程度に抑えられ、枯死率の低減が図られた。
    ・シェルターの高さを植栽時の苗木の高さ程度に短くすることで、成長期に苗木の高さがシェルターを越え、頂芽周辺の葉が密に成長することで冬期の強風に対する耐性がつき、頂芽の枯れを防止することができた。

    イ 低コストで効果的な保水材の使用法の開発
    ・従来から使用されている乾燥状態の保水材をそのまま用土に混合する方法では、苗木の活着に効果がなかった。
    ・あらかじめ十分に吸水させた保水材を使用することで、活着率が向上した。
    ・今回新たに開発した吸水した保水材を苗木の根に付着させて植栽させる方法では、活着率が高いうえに保水材の使用量も少なく、作業性・経済性に優れていた。

    ウ クロマツに適した土壌改良材の検討
    ・吸水させた土壌改良材(ピートモス、バーク堆肥)を使用することで活着率が向上した。


財政課処理欄


要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 698 0 0 0 0 0 0 0 698
要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0