現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成26年度予算 の 農林水産部の安定した収量と食味向上のための水稲省力施肥技術の確立
平成26年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:農業費 目:農業試験場費
事業名:

安定した収量と食味向上のための水稲省力施肥技術の確立

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農林水産部 農業試験場 環境研究室  

電話番号:0857-53-0721  E-mail:zaisei@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
26年度当初予算額 1,577千円 7,739千円 9,316千円 1.0人 2.0人 0.0人
26年度当初予算要求額 1,577千円 7,739千円 9,316千円 1.0人 2.0人 0.0人
25年度当初予算額 1,539千円 7,944千円 9,483千円 1.0人 2.0人 0.0人

事業費

要求額:1,577千円  (前年度予算額 1,539千円)  財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:1,577千円

事業内容

1 事業の背景

○近年、基肥一発肥料の使用面積が全体の4割を越え、増加傾向にある。

    ○ヒカリ新世紀・きぬむすめ等の新品種が導入されているが基肥一発肥料について品種や地域に適した肥料銘柄の選定・肥培管理が十分に行われていない。その結果、収量や食味が不安定で、流通面から食味向上について強い要望がある。
    ○近年の肥料価格高騰の影響により、基肥一発肥料の新たな銘柄が栽培暦に採用されているが、現地での適応性の検討が十分に行われているとは言い難い。
    ○農業試験場でも15年前に基肥一発肥料の検討を行って以降、本格的な試験を行っておらず、技術指導するためのデータが不足しており対応技術が未確立となっている。
    H24H25は夏季高温により主要品種であるコシヒカリ、ひとめぼれで品質低下が見られた。鳥取県産米のイメージアップを図るため、気象変動を考慮した米品質向上対策技術の確立が急がれている。

2 事業の目的

鳥取県産米の評価アップと生産者の所得向上のため、新品種の収量と食味向上、基肥一発肥料の施肥技術の再構築を行う。

3 事業の内容

(1)新品種の生産安定に寄与する基肥一発肥料の施用技術の開発
・玄米タンパク質を高めない肥培管理技術の検討

(2)主要品種における基肥一発肥料の施肥技術の再構築
・タイプ別溶出パターンの確認
・生育指標と長期気象予測を用いた肥培管理技術の検討

4 事業の効果

(1)収量向上による所得向上が図られる。
 
(2)良食味米生産による「食のみやこ鳥取県」としての県産米のイメージアップが図られる。

5 年次計画

調査項目
H23
H24
H25
H26
1.新品種の生産安定に寄与する基肥一発肥料の施肥技術の開発
玄米タンパク質を高めない肥培管理技術の検討
2.主要品種における基肥一発肥料の施肥技術の再構築
タイプ別溶出パターンの確認
生育指標と長期気象予報を用いた肥培管理技術の検討

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

・西部、倉吉農業改良普及所との連携により現地圃場を中心とした試験を実施した。関係普及員と情報交換を行い、今後の普及PRについて検討中である。
・近年の異常気象への対応技術として、メッシュ農業気象データと栽培管理を組み合わせた試験を実施中である。精度の高い気温を測定する通風温度計を自作し、メッシュ気象データの精度検証を行った。
・中央農研で開発されたメッシュ気象データを活用し、水稲の生育予測を行った。

これまでの取組に対する評価

・現在までの調査結果から施肥法の違いが収量・食味へ与える影響に関連したデータが得られ、食味向上技術への提案が可能である。
・鳥取西部農協では、ヒカリ新世紀の食味コンテスト、鳥取県産米改良協会では、きぬむすめ栽培コンテストが実施されており、ブランド化を目指した生産者の意識向上が図られている。そのため、今後も継続した現地試験が必要であると思われる。
・メッシュ気象データを用いたコシヒカリ出穂期予測の活用し、穂肥施肥時期の目安を把握することができ、生産者の作業実施に役立つものと思われる。
・出穂期前後の気温を取得できるため、近年の高温による品質低下の原因解析が可能である。

工程表との関連

関連する政策内容

市場競争力を高める低コスト生産・経営管理技術の開発

関連する政策目標

一発肥料の活用による食味向上・収量安定化技術の開発


財政課処理欄


要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 1,539 0 0 0 0 0 0 0 1,539
要求額 1,577 0 0 0 0 0 0 0 1,577

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 1,577 0 0 0 0 0 0 0 1,577
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0