現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成26年度予算 の 農林水産部の肉用牛肥育経営安定対策事業
平成26年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:畜産業費 目:畜産振興費
事業名:

肉用牛肥育経営安定対策事業

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農林水産部 畜産課 肉用牛担当  

電話番号:0857-26-7290  E-mail:chikusan@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
26年度当初予算額 67,970千円 774千円 68,744千円 0.1人 0.0人 0.0人
26年度当初予算要求額 67,970千円 774千円 68,744千円 0.1人 0.0人 0.0人
25年度当初予算額 67,910千円 794千円 68,704千円 0.1人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:67,970千円  (前年度予算額 67,910千円)  財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:67,970千円

事業内容

1 事業概要

肉用牛の枝肉価格が低落し、所得が低下した場合に補てん金を交付するため、国3/4、生産者1/4の割合で積立金を造成する。

      この生産者が負担する積立金の一部を県が補助する。

2 事業内容

【積立金の概要】

 補てん金の財源となる積立金は国3/4、生産者1/4(生産者積立金)の割合で基金造成する。
 (国:独立行政法人農畜産業振興機構)
 生産者積立金のうち、県1/3の割合を補助することによって、生産者の負担を軽減する。

【基金積立金額】
                               (単位:円/頭)
  品種 合計額   国 生産者等   県
  比率   1  3/4  1/6  1/12
 肉専用種 72,000 54,000 12,000  6,000
 交雑種120,000 90,000 20,000 10,000
 乳用種100,000 75,000 16,700  8,300

【補てん金交付の仕組み】
 独立行政法人農畜産業振興機構が四半期毎に生産費及び粗収益を調査し、算定する。粗収益が生産費を下回った場合に、その額の8割相当を補てん金として生産者に交付する。

3 事業実施主体

公益社団法人鳥取県畜産推進機構

4 事業実施期間

平成25年度から平成27年度(3年間)

5 経費と積算内訳

   品種   単価
  (円/頭)
  契約頭数  県積立金
   (千円)
 肉専用種   6,000
  (4,300)
   3,600
  (3,700)
  21,600
 (15,910)
 交雑種  10,000
 (10,000)
   1,400
  (1,300)
  14,000
 (13,000)
 乳用種   8,300
 (10,000)
   3,900
  (3,900)
  32,370
 (39,000)
 合計    ―   8,900
  (8,900)
  67,970
 (67,910)
                       (下段:前年度当初予算)

6 事業の目的・背景・効果等

1.肥育経営は、素牛購入費及び肉牛販売価格の変動が大きく、また、出荷までの飼養期間が長いことから、所得が不安定であるために、所得補償制度が不可欠であり、そのために作られた制度である。

2.近年、子牛価格や飼料価格が過去に例を見ないほど高騰しており肥育経営の生産費が大幅に増大している。肉用牛肥育経営は、購入飼料費と素畜費が生産コストの8割以上を占めており、輸入飼料や肉用牛価格の価格高騰が肥育生産者の収益を圧迫している。平成23年度、24年度においても3品種とも補てんがあり、肥育農家の収益性の低下が顕著である。

3.生産者積立金の一部を県が補助することで、肥育農家の負担を軽減し、経営を支える必要がある。

4.平成13年9月の国内初のBSE発生時には、肥育経営の維持に大きな効果があった。また、平成23年3月の東日本大震災、福島原発事故の影響により、生産農家の所得が低下した際にも同様の効果があった。平成23年7月以降は、補てん金が四半期ごとの支払いから毎月の支払いとなり、農家の所得安定に役立っている。

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

<取組状況>
生産者積立金の1/3部分を県が補助することで、肥育農家の負担を軽減してきた。

H24年度概要
 @積立頭数
  肉専用種 3,396頭
  交雑種   1,321頭
  乳用種   3,594頭
 A県費部分の積立金額
  肉専用種 14,603千円
  交雑種   12,699千円
  乳用種   32,224千円
 B補填金額(国、県、生産者の積立金による基金を財源)
  肉専用種  85,438千円(2,654頭)
  交雑種   125,510千円(1,381頭)
  乳用種  285,251千円(3,711頭)

これまでの取組に対する評価

<自己分析>
・景気低迷の影響により、牛肉の消費が落ちこみ、牛肉の枝肉価格が平成20年度以降低下し、肥育農家の経営を悪化。
・所得補償制度として平成11年度に創設され、平成13年度のBSE時にも当制度による肥育農家の経営安定化に役立っている。
・原発事故による汚染稲わらの問題や牛肉から暫定基準値以上の放射性セシウムが検出されたことなどにより、肥育農家の経営悪化は著しく、当制度による所得補償制度は県内畜産業維持のために極めて重要であると認識。平成24年7月からは補填金の毎月交付が行われている(期間未定の暫定措置)。
・現在、約80戸の肥育農家中、ほぼ全戸が参加している制度であることから、事業効果も十分にあると分析している。

工程表との関連

関連する政策内容

・子牛生産頭数・肉牛出荷頭数の増加や高価格販売による「和牛王国鳥取」の復活

関連する政策目標

子牛生産頭数:4,000頭、肉牛出荷頭数:5,000頭


財政課処理欄


要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 67,910 0 0 0 0 0 0 0 67,910
要求額 67,970 0 0 0 0 0 0 0 67,970

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 67,970 0 0 0 0 0 0 0 67,970
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0