1 現状・背景
○国の「日本再興戦略」、県の「経済再生戦略」においても、ライフイノベーション分野は成長分野として位置づけている。
○関西広域連合の関西イノベーション国際戦略総合特区においても、医療・医薬、バッテリー・エネルギー等を当面のターゲットに、国際競争拠点を目指すこととしている。
○医療機器市場は、安定した利益率が見込まれ、ニッチ市場の集合体であり、中小企業に参入のチャンスがある。
○約30社の県内中小企業が、医療機器関連産業への参入を希望または参入に興味を持っている。(産業振興機構アンケート)
○平成27年4月に、医療機器メーカーが県内に立地予定であり、また、県外・国外企業とのマッチングをスムーズに行うため、県内中小企業の研究開発拠点と人材育成拠点づくりが必要。
2 事業内容
(1)医工連携推進事業補助金【10,378千円(0)】
県内中小企業の医療機器関連機器分野(福祉・健康関連分野も含む)への進出を支援するため、(公財)鳥取県産業振興機構に、医工連携コーディネーターの配置、「とっとり医療機器等産業戦略研究会」等を設置し、研究開発・人材育成の拠点づくりを行う。
〔連絡調整体制の整備〕
○医工連携コーディネーターの配置
・県内中小企業、大学、県内外医療機器メーカー、大阪商工会議 所等との連絡調整
・研究会、、アドバイザー会議、セミナーの開催
〔県内中小企業の研究開発の拠点づくり〕
○とっとり医療機器等産業戦略研究会
開催時期:年3回(5月、10月、2月)
開催内容:県内技術シーズと医療現場ニーズのマッチング等
○先進地視察
開催時期:年3回(4月、10月、11月)
視察先:医工連携推進地である福島県、兵庫県
○医工連携アドバイザー会議
開催時期:年6回(5月、7月、11月、1月、2月)
開催内容:医療機器等関連分野への具体的な参入方法、アドバイザーのネットワークを活かした県外企業とのマッチング、個別企業ごとの課題解決アドバイス 等
アドバイザー:九大教授、医薬品医療機器総合機構等
〔人材育成の拠点づくり〕
○各種セミナー
開催時期:年3回(5月、8月、10月)
開催内容:薬事法関係、ISO13485関係、技術シーズを活用した医 療機器・医療技術への転換セミナーの開催
補助交付先:(公財)鳥取県産業振興機構(10/10)
(2)北東アジア地域医療機器産業参入支援事業
【644千円(0)】
事業概要:韓国江原道原州医療機器開発企業を本県に招聘し、県内企業に対して部材等に関するニーズ説明会を開催する。
○江原道企業調査
調査時期:4月(予定)
開催内容:ニーズ説明会に係る事前調査
事業費:特別旅費(機構マネージャー等)4名
○江原道企業によるニーズ説明会
開催時期及び開催地:6月(米子市を予定)
開催内容:江原道企業5社程度によるニーズ説明
事業費:標準事務費対応
○江原医療機器展示会への出展
開催時期:9月
事業費:企業の出展経費は、産業振興機構の予算で対応