1 事業の経緯
本年2月に有識者等から成る「鳥取県立中央病院機能強化基本構想検討委員会」を設置し、これまで計4回の意見聴取等を経て、機能強化の方向性や立地場所等について合意を得た。
- この結果及びパブリックコメントを踏まえ、鳥取県立中央病院機能強化基本構想のとりまとめを行ったところである。
〔機能強化の方向性〕
・救急医療の充実(脳卒中センター、心臓センターの整備)
・周産期医療の充実
・がん医療の充実(地域がんセンターの整備:高度医療、低侵襲性 医療、緩和ケア医療)
・災害時医療 ・原則紹介外来
・教育・研修機能の強化(研修センター)
〔病床規模〕 518床(予定)
〔立地場所〕 現在地 |
2 事業概要
(1)鳥取県立中央病院機能強化基本構想を踏まえ、平成30年度の新病院の整備に向け、整備の基本計画を策定する。
(2)新病院整備の基本計画の策定に当たっては、コンサルティング会社等に委託する。(プロポーザル方式により選定)
≪基本計画の主な内容≫
○規模、構造
○施設内容(病棟、手術室、各種検査部門等の機能・配置等
フロアプラン)
○既存施設(外来棟)の利用計画
○敷地利用計画
・建物の配置(配置計画、緑地計画等ゾーニング)
・駐車場、ヘリポート、進入経路
・将来の敷地利用計画
○概算工事費
○敷地内他機関(看護学校等)との連携
○整備工程の考え方(整備手順、工事期間中の患者導線等)
○運用上の問題点の抽出と基本方針の策定
○上記を踏まえた設定与条件の作成
3 所要経費 27,962千円(建設仮勘定)
(単位:千円)
年度 | 金額 | 備考 |
基本計画策定
委託料 | 27,962 | |
※財源は内部留保資金
4 スケジュール
時期 | 内容 |
H25年12月
〜H26年7月 | 整備基本計画 |
H26年秋頃
〜H28年夏頃 | 基本・実施設計 |
H28年夏頃
〜H30年度 | 工事 |
H30年度 | 新病院オープン |
(参考)これまでの経緯
平成25年1月28日 鳥取県知事と日本赤十字社鳥取県支部長との間で「鳥取県東部保健医療圏の医療の高度化に向けた病々連携の推進に関する協定」が締結
- 同年2月15日 鳥取県立中央病院機能強化基本構想検討委員会を設置し、以降、9月まで4回開催
- 第4回鳥取県立中央病院機能強化基本構想検討委員会において、機能強化の方向性や立地場所等について了承
- 同年10月鳥取県立中央病院機能強化基本構想(素案)についてパブリックコメント実施
- 同年10月鳥取県立中央病院機能強化基本構想策定