これまでの取組と成果
これまでの取組状況
<政策目標>
北朝鮮当局による日本人拉致は、国家的犯罪であると同時に人間の尊厳や基本的人権を侵害する重大な人権問題であり、当県出身の松本京子さんをはじめ拉致されたすべての方々の一刻も早い帰国の実現は、県の重要課題。
このため、継続的な国への要望活動に努めるほか、国との共催による「国民のつどい」の開催など拉致問題早期解決に向けた啓発により県民の拉致問題に関する関心を高めるとともに、拉致被害者等の帰国後の支援体制の整理、調整を行う。
<取組>
1 県民理解の促進
(1)「拉致問題の早期解決を願う国民のつどいin米子」の開催
拉致問題の早期全面解決の実現に向けて、県民の拉致問題への関心を高めることを目的とした「国民のつどい」を実施。
(2)「拉致問題人権学習会」の開催
拉致被害者及び御家族への支援の必要性等について県民の理解を深めることを目的とする出前学習会を学校、地域等と連携し実施。
(3)拉致問題啓発パネルの巡回展示
米子市の松本京子さん及び拉致の可能性が指摘されている県内の方々の失踪状況等に関する写真パネル展を県内各地で実施。
(4)啓発ポスター掲出・冊子等の配架依頼
各市町村へ、国作成の啓発ポスター・冊子を掲出・配架を行っていただくよう依頼。
(5)北朝鮮による拉致被害者の早期解決を求める署名活動への協力
人権・同和対策課職員による署名活動(8月)を実施。また、拉致問題人権学習会において署名への協力呼びかけ、県民課及び各総合事務所へ署名用紙を配架し、署名協力の呼びかけを行った。
(6)その他
県庁電光掲示板、県政だよりなどを活用した県民理解の促進に取り組んだ。
2 拉致被害者の帰国後支援体制の構築
県と米子市及び特定失踪者出身自治体(日南町、伯耆町)の事務担当者により、拉致被害者の方々の帰国後の平穏な生活を確保するための具体的な支援策等を検討。
3 国への要望活動
知事をはじめとして、重ねて国に対して早期全面解決に向けた政府一体となった取組を要望した。
これまでの取組に対する評価
拉致問題の県民啓発については学校・地域等における「拉致問題人権学習会」を実施し、拉致問題について理解をしていただき、解決に向けた機運を高めることができた。
県民課及び各総合事務所窓口に署名用紙を設置、また「拉致問題人権学習会」において署名を呼びかけるなど、拉致問題を知っていただき、早期解決に向けた機運を高めることができた。
帰国後支援体制の構築については、特定失踪者出身自治体の担当者に「北朝鮮当局による拉致被害者に関する県・米子市・日南町・伯耆町事務担当者会議」に加わっていただき、これまでの取り組み等を情報共有し、連携をして拉致問題の解決に向けて取り組んでいくことを確認
工程表との関連
関連する政策内容
拉致問題の早期解決に向けた啓発、帰国支援体制の構築
関連する政策目標
継続的な国への要望活動に努めるほか、国との共催による「国民のつどい」の開催など拉致問題早期解決に向けた啓発により県民の拉致問題に関する関心を高めるとともに、拉致被害者等の帰国後の支援体制の整理、調整を行う。