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平成26年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:民生費 項:社会福祉費 目:社会福祉総務費
事業名:

とっとりユニバーサルデザイン推進事業

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総務部 人権・同和対策課 企画調整担当  

電話番号:0857-26-7121  E-mail:jinken@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
26年度当初予算額 3,000千円 10,835千円 13,835千円 1.4人 0.2人 0.0人
26年度当初予算要求額 3,355千円 10,835千円 14,190千円 1.4人 0.2人 0.0人
25年度当初予算額 1,337千円 9,533千円 10,870千円 1.2人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:3,355千円  (前年度予算額 1,337千円)  財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:3,000千円

事業内容

1 事業概要

本県では、「鳥取県人権施策基本方針」において、ユニバーサルデザイン(UD)の推進を人権尊重の基本理念の一つに据えている。

     平成26年度は、「第14回全国障がい者芸術・文化祭とっとり大会」が開催されることから、この大会と連携して、「障がいを知り、共に生きる」とのテーマの下にUD理念の普及啓発等を行うなど、ユニバーサル社会の実現に向けたUDの取組をより推進していく。
    ユニバーサルデザイン(UD)とは
     年齢、性別、文化、身体の状況など、人々が持つさまざまな違い(一人ひとりの多様性)を尊重して、はじめから誰もが利用しやすいように、製品、建物、環境、サービスなどをデザインすること。

    (参考)
    カラーユニバーサルデザイン(UD)とは
     多様な色覚に配慮して、なるべくすべての人に情報が正確に伝わるよう、色の使い方や文字の形などに配慮すること。

2 事業内容

(1)「第14回全国障がい者芸術・文化祭とっとり大会」と連携した取組
 ア カラーUDの推進【新規】
  全国障がい者芸術・文化祭とっとり大会に合わせて、県内3会場(東部、中部、西部)でカラーUDの内容を取り入れた講演会の開催や、色弱模擬フィルタによる疑似体験の実施により、県民に色覚の多様性についての理解を促し、カラーUDの普及を目指す。

 イ UD普及啓発小冊子の作成【新規】

 これまで行ってきたUDに関する取組について、幅広く県内外にPRするための普及啓発小冊子を作成する。
 作成後は、講座等での教材としての利用のほか、各種のイベントでの配布、公共機関への配架により普及啓発を行う。
A5版 16ページ (20,000部作成)

 ウ UD啓発キャンペーン
 UDの認知度向上や理解を推進するため、「第14回全国障がい者芸術・文化祭とっとり大会」会場でのパネル展示や、鳥取県立人権ひろば21「ふらっと」への期間展示、ショッピングセンターなどの集客施設での街頭PRを行う。

(2)県民へのUDの推進
 ア UD推進専門員の配置【新規】
 近年、「出前授業」、「出前講座」を希望する学校や団体が増加しており、特に、出前授業においては、現在、県外の講師1人が対応しているため実施校を制限している。
 学校などからの希望に応えるためにUD関する企画、調査、資料作成等に携わるUD専門員を配置し、出前授業などで研修講師等を行う。
○UD推進講師の募集(H26→1名)

・平成26年2月〜3月…「専門性を有する者」として採用することとして、HP等で「UD推進専門員」の募集をかける。

○UD推進専門員の配置

《4月〜6月》

・普及啓発小冊子作成補助業務(冊子レイアウト作成等)

・情報収集(県内取組、各県取組、企業取組等)

・出前授業、出前講座、県庁UD基礎研修等での補助業務

《7月〜9月》

・出前授業、出前講座、県庁UD基礎研修の実施

・県庁ステップアップ研修、カラーUD研修での補助業務

・体験学習業務

・人権局主催行事でのスタッフ

《10月〜3月》

・出前授業、出前講座、県庁UD基礎研修の実施

・UD啓発キャンペーン補助等

・体験学習業務

・人権局主催行事でのスタッフ

イ UD出前授業【拡充】
 教育委員会と連携し、児童・生徒にUDを推進することにより若年層から啓発を図る。
 また、UD出前授業の実施希望校が年々増加しているため、前述のとおりUD推進講師を育成し平成26年度は実施校を8校から20校へ増やすとともに平成27年度からの完全実施を目指す。
《実施計画》
(H25→8校、H26→20校、H27→完全実施)

《参考》UD出前授業希望校の推移
(H23→20校 H24→21校 H25→27校)

ウ UD体験学習【新規】
 少年自然の家等の主催事業にUDのプログラムを組込み、子どもを中心とした利用者に、UDの気づきや考え方を促し、工作等を作成し児童・生徒などにUDを含む人権意識の高揚を図って行く。(年間4回程度)

エ UD出前講座
 講座案内を積極的に行い、企業、地域等に人権局職員又は県内講師が直接出かけて県民へのUDの普及啓発を図る。

(3)県庁UD運動
ア.UD基礎研修【縮小】
 県職員が率先してUDの一層の理解を促進するため、人権局職員又は県内講師が講師になり単位制研修を実施する。

イ.UDステップアップ研修
 UDの専門家、UD先進県職員などを講師として、日々の業務にUDの考え方を取り入れることができるよう、より実践的な研修を実施する。(年間1回開催)

3 必要経費

                                                   (単位:千円)
区 分
内 容
金 額
UD出前授業
講師の報償費
特別旅費
資料作成等
76
260
25
計 361
UD体験学習
資料作成等
100
UD出前講座
資料作成等
   20
UD啓発キャンペーン
    啓発用グッズ購入等
  100
カラーUD講演会

        講師の報償費           特別旅費
資料作成等
     150
     280
     100
  計 530
県庁UD運動
外部専門家等報償費
特別旅費
資料作成等
100
137
 24
計 261
UD推進専門員の配置
    UD推進専門員報酬           費用弁償
         資料作成等
     603
     150
      50
   計 803
委託料
 UD普及啓発小冊子作成
         資料作成等
    800
     250
計1,050
備品購入費
      色弱模擬フィルタ
     130
合 計
3,355

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

〈政策目標〉
県民へのユニバーサルデザイン理念の普及啓発に取り組む
〈平成25年度の取り組み(予定を含む)〉
(1)UD出前授業
・鳥取県立智頭農林高校(5/30)
・鳥取県立緑風高校(7/16)
・岩美町立岩美北小学校(9/17)
・北栄町立北条小学校(9/17)
・鳥取県立鳥取養護学校(11/1)
・鳥取市立遷喬小学校(12/6実施予定)
・米子市立住吉小学校(12/6実施予定)
・日南町立日南小学校(1/24実施予定)

(2)UD出前講座
・あがたカレッジ(5/15)
・宮下地区人権講演会(5/22)
・湯梨浜町人権教育推進協議会(6/20)
・江府町人権・同和問題教育講座(7/4)
・日南町ふれあい人権講座(8/6)
・境港市建設業協議会人権研修会(9/27)
・鳥取第三幼稚園PTA人権研修会(10/12)
・倉吉市立河北中学校PTA人権研修会(10/19)
・鳥取市御弓町内会人権研修(10/29)
・江山人権フォーラムまるごと江山(12/8実施予定)
・東伯文化センター人権問題懇談会(12/19実施予定)

(3)ユニバーサルデザイン啓発キャンペーン
・よりん彩記念日フォーラム2013(4/28)
・人権・問題講演会(7/10)
・ガイナーレ鳥取と連携した人権啓発活動(8/4)
・県民総合福祉大会(8/23)
・地域包括ケア・在宅医療推進フォーラム(10/19)
・食のみやこ鳥取県フェスタ(11/9、10実施)
・人権・問題講演会(1/28実施予定)
・企業トップセミナー(2月実施予定)

(4)県庁ユニバーサルデザイン(UD)推進運動
《基礎研修》
・9月末現在各事務所において15回実施 受講者数249名
 (8回実施予定)
《ステップアップ研修(8/27)》
・新日本海新聞中部本社で実施 受講者数82名

(5)その他
《学校・公民館等への啓発パネルなどの貸出し》
(10月末現在 予約を含め10団体へ貸出し)

これまでの取組に対する評価

 これまでの普及啓発の取組により、ユニバーサルデザインの県民への認知度は確実に向上している。特に、出前授業の希望校、出前講座の申込数、UDグッズの貸出しなどが増えている。今後は、UD啓発はもちろんのこと、人権尊重の社会実現のためにも、「障がいを知り、共に生きる」の観点で「心のUD」「おもてなしUD」を県民に広める取組が必要である。
 また、県庁UD運動として県職員を対象としたUD基礎研修、行政施策により反映されること目的に外部講師を招いたUDステップアップ研修を行った。受講者から「UDでの気づきや考え方」がわかったという声が数多くあり、今後もより職員への一層のUDの浸透を図る上でもUD研修は必要である。

工程表との関連

関連する政策内容

ユニバーサルデザインの推進

関連する政策目標

○UDに関する理解促進と認知度向上を図る。
○県庁におけるUDの一層の推進を図る。
○誰もが暮らしやすいと感じるユニバーサル社会の実現。


財政課処理欄


 カラーUD研修については、年1回の持ち回り開催とします。その他、委託料を精査しました。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 1,337 692 0 0 0 0 0 0 645
要求額 3,355 704 0 0 0 0 0 0 2,651

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 3,000 704 0 0 0 0 0 0 2,296
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0