1 概要説明
本県における陸上養殖産業の振興(戦略事業)に応え、新規参入する養殖経営体の育成や新たな養殖魚種の開発、大量の養殖用種苗を確実に提供できる機能を強化する。
2 事業内容
(1)マサバ種苗生産施設整備
目的:企業が養殖実証試験を行うために必要なマサバ種苗を確保する。
内容:ワムシ棟を改修し、マサバ種苗を12万尾生産できる施設整備を行う。
3 事業の必要性
陸上養殖による強い産地づくりを進めるため、マサバを始めとする魅力ある養殖対象魚の創出とともに、新たに参入する養殖経営体からのニーズに応えるためには、現有の栽培漁業センターの飼育、種苗生産機能を大幅に上回る規模が必要となるが、現有施設では対応できないため、不足する種苗生産施設を改修・増設する必要がある。
4 施設整備年次計画
単位:千円
主な整備内容 | 所要経費 | 年次
計画 |
マサバ種苗生産施設新設・水槽・配管・紫外線殺菌装置施設 | 47,129 | 26年度 |
サザエ中間育成施設の増設(防疫) | 29,452 | 27年度以降 |
アユカケ、イワガキ種苗生産施設新設・水槽・配管・紫外線殺菌装置・消毒施設 | 75,237 | 〃 |
マサバ種苗生産施設・海水井戸の増設 | | 〃 |
5 期待される効果
(1)養殖試験が可能となる。
(2)安定した種苗の供給が可能となる。
(3)陸上養殖の振興(経営体の創出・魅力ある水産物の安定供給)が可能となり、強い産地づくりが図れる