１ 概要
鳥取県の津々浦々までお客様が観光周遊し、地域の消費喚起と新たな観光循環を起こす「とっとりの旅づくり」のため、これまで多くの観光客を受け入れていないエリアを中心とした地域の優れたお宝の観光商品化と周遊の仕組みづくりを行う。
２ 事業内容
これまで、多くの観光客を受け入れていないエリアを中心に、地域が誇る良いものを洗い出し、体験プランや新グルメ、みやげなどの観光商品開発を行うとともに、既定観光商品や移動手段と組み合わせたエリア内の周遊コース、滞在プランを造成し、流通にのせていく取組に対し支援を行う。
事業主体：（公社）鳥取県観光連盟
事業費：７，０００千円（補助金・定額）
＜観光連盟の強み＞
素材の商品化に当たっては、
- 観光プロモーター（県外本部駐在の営業専門職員）を通じて把握した旅行ＡＧＴなどのニーズを反映させる
- 滞在プランづくりに不足するサービス（交通、食、土産）を補う働きかけを会員に対して行う
- 並行して、各々の商品・周遊ルート・滞在プランを流通にのせていく営業活動を進める
区分 | 内容 |
| （１）観光商品づくり、（２）周遊ルート・滞在プランづくり |
対象 | 観光素材の磨き上げ・商品化、周遊ルート・滞在プランづくりに意欲のある、広域グループ・実行委員会
構成：地元観光事業者、観光関係団体、交通事業者、飲食業者、農業・漁業者ら
※東中西部エリアで３グループ程度 |
内容 | エリアテーマやターゲットを設定し、アドバイザー（自然、体験、食など）の支援を受けながら、広域グループ等による、年間を通じたオーダーメイドプログラム（ミーティング）を通じて、（１）、（２）を一気通貫して行う。
（１）地域産品・資源をつかった商品開発、新グルメ開発
（２）（１）の新開発商品と、既存観光商品（温泉、食、観光スポット）とを結ぶ周遊コース・滞在プラン設定
＜プログラム・検討項目（例）＞
（エリア・グループごと）
・ご当地調査（強み弱み、現入込客層、志向）
・商品ターゲット選定
・体験もの、グルメ、土産など商品開発
・周遊コース・滞在プラン開発
・モニタリング
・ＰＲ、販売戦略 |
| （３）マーケティング等調査 |
内容 | （１）（２）の商品開発に当たり、地域のお宝観光
資源の認知度、興味度、旅行意向等の市場調査
を実施し、資源の優位性判断、ターゲット分析の
うえ「売れるもの」づくりに生かす。
＜調査想定＞
調査サンプル：１０００サンプル程度
調査エリア：５エリア程度（近畿、中国、中京等）
調査項目：商品化を検討する素材の認知度、興味度、旅行意向、旅行形態（夫婦、友人、ファミリー等）など |
３ 背景
旅行エージェント、情報誌の声
⇒どこでも似たような商品ばかり、個性的なメニューが欲しい
⇒鳥取ならではの体験、食の商品化、穴場情報がほしい
- 県外での認知度はさほど高くないが、地域に愛される優れた歴史文化、個性あふれる温泉、海山里の滋味あふれる食など豊かな観光資源に恵まれている。
- 住まう地域において、「育てたい」、「知ってほしい」と望むこれらのお宝資源を磨き上げ、地元の誇りを一層高めるとともに、わざわざ出掛けたい観光商品として造成していく。
- さらには各地に点在する既定の観光資源とを線として結び、ルート化することで、新たな観光循環を起こし、県内津々浦々への経済波及を目指す
４ 事業イメージ