1 補正内容
肝炎の早期治療を促進し、肝硬変・肝がんへの進行を未然に防ぐ観点から、肝炎治療の自己負担額を軽減する医療費助成制度を運用しているが、平成25年12月、平成26年5月及び平成26年9月に新薬が医療費助成の対象となり、医療費増が見込まれることから、医療費助成に係る経費を増額しようとするものである。
2 補正要求額
ア 要求額 74,688千円(国庫1/2)
(単位:千円)
| 当初予算額(A) | 所要見込額(B) | 補正額(B−A) |
委託料 | 762 | 852 | 90 |
扶助費 | 127,850 | 202,448 | 74,598 |
補正額計 | 74,688 |
3 医療費助成制度の概要
B型肝炎、C型肝炎の早期治療を促進し、肝硬変や肝がんへの進行を未然に防ぐ観点から、肝炎治療の自己負担額の一部を助成する制度。(平成20年4月より)
4 医療費助成の対象となる治療
肝炎医療費助成の対象 ※( )は対象となった年月
(1) C型肝炎
ア インターフェロン治療(平成20年4月)
イ ペグインターフェロン治療(平成23年9月)
ウ テラプレビルを含む3剤併用療法(平成23年11月)
エ シメプレビルを含む3剤併用療法(平成25年12月)
オ インターフェロンフリー治療(平成26年9月)
(2) B型肝炎
ア インターフェロン治療(平成20年4月)
イ 核酸アナログ製剤治療(平成22年4月)
ウ ペグインターフェロン治療(平成23年9月)
エ テノホビルを核酸アナログ製剤治療(平成26年5月)
5 インターフェロンフリー治療の医療費助成について
ア 対象者
C型慢性肝炎患者、C型代償性肝硬変患者で、肝がん合併のない者
イ 対象治療
ウ 助成対象期間 24週(延長なし)
エ その他
- 平成26年度中の申請であれば、保険適用となった9月2日まで遡及可能。
- 今回承認された新薬による治療法を受けた者は、以後のインターフェロンを含む治療について助成対象としない。