1 事業内容
県東部を中心とした広域的な高度急性期医療の拠点整備に向け、築後40年(耐用年数39年)経過した中央病院を431床から518床に増床して建て替えるための基本設計・実施設計及び地質調査等を行う。
2 整備の主な内容
(1)建設場所 外来棟南側
(2)規模等
- 518床(一般504、結核10、感染症4)
- 地上10階建(免震構造の採用、地下を設けないことで地震、洪水・津波の複合災害に対応)
(3)機能強化と部門配置計画
- 救急処置室、ER(救急専用病床)、検査部門等を効率的に配置
- 救急部門と手術、集中治療部門との専用エレベータを設置
- 屋上にヘリポートを整備(専用エレベータで救急部門と直結)
- 母体胎児集中治療室、新生児集中治療室等の病床を機能拡充
- 脳卒中、急性心筋梗塞に対応した病棟(脳卒中センター及び心臓病センター)を整備(集中治療室を中心に上下階に心臓病センター、脳卒中センター及び周産期センターを配置)
- 手術室数を増室。心臓・血管手術に係る外科、内科によるハイブリッド型手術や将来的なロボット手術に対応可能な室を整備
(4)病棟構成
- 4床室の大部屋、個室3割、重症者個室7%程度で構成
- 各病棟にデイルームを配置
3 所要経費・財源
(単位:千円)
内容 | 要求額 | 企業債 | 内部留保 |
基本・実施設計委託費 | 338,951 | 338,800 | 151 |
地質調査委託費 | 14,710 | 14,600 | 110 |
代替駐車場造成設計委託費 | 4,968 | 4,900 | 68 |
敷地内法定外公共物購入費 | 8,701 | 8700 | 1 |
選定委員会開催費等事務費 | 1,000 | 1,000 | 0 |
計 | 368,330 | 368,000 | 330 |
※28年度までの継続費
年割額 26年度 36,789千円
(うち継続費対象外を含む現年予算要求額:51,458千円)
27年度 155,151千円
28年度 161,721千円
※上記中、継続費の対象は、基本・実施設計委託費及び地質調査委託費のみである。
4 想定事業規模及び設備投資による今後の経営見通し
(1)想定事業規模
注:別途医療機器整備費が必要
(電子カルテ・増設の画像診断機器等を含め約60億円を想定)
(2)今後の経営見通し
新病院完成後は増床効果もあり、減価償却費や利息を計上しても純損益・資金ともに黒字が確保できる見通し
5 事業スケジュール
平成26年7月 基本・実施設計委託公告
- 平成26年10月 基本・実施設計委託(平成28年5月頃完了)
- 平成28年夏頃 建替工事発注
- 平成30年秋 新病院オープン