事業目的
農業水利施設や農道橋などの土地改良施設が地震によって損壊することにより、農用地、農業用施設はもとより、地域住民の生命、財産、公共施設にも甚大な被害が発生する恐れがあるため、土地改良施設の現状を把握し、地震による被災の影響が大きい施設の耐震性を点検・調査するとともに、耐震性を有していない施設の耐震化を行うことにより、災害の未然防止や被害の軽減を図る。
事業内容
1.土地改良施設の点検
施設諸元、クラック及び変形、変状、改修履歴、周辺状況の点検
2.耐震性調査・計画策定
安定計算による耐震性の検討、耐震化対策整備計画の策定
3.耐震化整備
採択要件
・過去に大規模地震(震度5強が目安)が発生したことのある地域又は今後大規模地震が発生する恐れの高い地域。
・受益面積30ha以上
対象施設
1.土地改良施設の点検
2.耐震性調査・計画策定及び3.耐震化整備
・土地改良施設のうち「施設周辺への影響が大きい重要な構造物」であること。
「重要な構造物」とは、
(1)施設周辺に主要道路や鉄道、人家等があり、人命・財産等への影響が大きい施設。
(2)地域防災計画によって避難路等に指定されている農道又は避難路に指定されている道路に隣接するなど、避難・救護活動への影響が大きい施設。
(3)地域の経済活動や生活機能への影響が大きい施設。
H26要求内容
土地改良施設(農道橋)の点検の実施
実施地区:大山町第1地区
・佐摩農免農道:新三坂橋
・下甲農免農道:桜ヶ丘橋、山彦橋
実施内容:カメラ点検、打音検査
事業費:C=2,500千円(1地区3箇所)
実施主体:大山町(県による間接補助)
費用負担
国:100%(H27年度採択分までは定額補助)