(1)土砂災害警戒情報システムの改修更新設計及び整備
平成24年度実施の土砂災害警戒情報検証業務における県民アンケート及び有識者による検討委員会における討議(避難勧告等の発令に結びつく、警戒避難を支援できるシステムへ)を反映し、機能拡充したシステム(平成25年度:システム検討業務)へ改良するための詳細設計を行う。
また、当初整備から5年を経過する既存サーバの更新についても、年次的な更新を行う。
○必要経費 = 89,600千円
<取組の必要性>
・多くの市町が土砂災害警戒情報システムのサイトを適宜確認しており、システムへのニーズは高いが、避難勧告等の発令に必ずしも結びついていない。
・当該システム内では、土砂災害警戒区域、災害時要援護者利用施設、避難所、土砂災害の発生状況等の警戒避難を支援できる情報を把握できない。
(2)ケーブルテレビ放送事業者のデータ放送等システムの整備(改良)
現在、約1500世帯が加入している八頭町での提供に向けて、ケーブルテレビ放送事業者側の機器改良を行う。
○必要経費 = 3,000千円
<取組の必要性>
・鳥取市及び県中部・西部のケーブルテレビ放送事業者と連携し、「土砂災害警戒情報」及びこれを補足する「土砂災害危険度情報」をケーブルテレビによって提供しているが、全県をカバーしていない。
【データ放送による提供状況】
東部:鳥取市
中部:湯梨浜町、北栄町、琴浦町
西部:米子市、南部町、伯耆町、大山町、日南町、境港市、日吉津村
(3)雨量計の整備
大山を中心に火山性の地質及び花崗岩が広く分布し、梅雨期、台風期に降水量が多く、土砂災害の危険性が高い箇所に雨量計を追加で設置する。
<雨量計整備>
・大山町 2基
・伯耆町 1基
・南部町 1基 合計 4基
○必要経費 = 40,000千円(10,000千円×4基)