1.事業目的
鳥取港港口部は、冬季風浪により三角波が発生するため、中小船舶の入出港の安全性向上及び港内静穏度の向上を目的として、防波堤の整備を行う。
2.事業内容
第3防波堤の再利用設置工事(L=30m) C=198,900千円
3.事業方針
平成23年11月からケーソン10函撤去完了により、100t以下を対象とした西浜航路の暫定供用が開始された(冬季のみ)。平成25年度内には残り3函の撤去が完了し、西浜航路の供用が開始される。今後は撤去したケーソンを有効活用し、港内の静穏度を高めるため、流用ケーソン3函の設置を行う。
4.必要性
鳥取港1号岸壁は鳥取県東中部では、大型船(10,000トン以上の船舶)の受入可能な唯一の水深10mの岸壁であり、外航船舶の受け入れ可能なSOLAS区域内の岸壁である。また、3号岸壁は鳥取県東中部では唯一の耐震岸壁である。今後もバルクを中心とした貨物船及びクルーズ船の寄港が見込まれ、なおかつ災害時の輸送拠点であることから、静穏な状況を確保する必要がある。
箇所表