現状と問題点
道路案内標識は、道路利用者に対して必要な情報を道路上で一定の様式化された方法で提供することにより、道路における交通の安全と円滑を図る施設である。
標識の外国語表記については、我が国の国際化に対応するために、昭和61年に標識令が改正され地名、地点についてはローマ字併用表示を行うこととなった。
しかし、ローマ字併用標記は英語標記を基本としたものであり、英語以外を言語とする国の人々にとっては必ずしも分かりやすいものとなっていない。
外国語表記の必要性
鳥取県では、米子ソウル便をはじめ、クルーズ船、DBSフェリー等により、韓国方面からの旅行者が多く、近年増加傾向にある。
特に、鳥取県の西部地区は国の「外国人旅行者の受入環境整備事業」における地方拠点と位置づけられており、ますますの環境整備が求められている。
そのため、現在、西部地区では国、県、市町村で連携して既存標識の点検をすることとしており、改修に向けた取組を実施している。
その改修にあわせてハングル語、中国語も整備することにより、より効果的なものとすることが可能。
平成24年度に整備したまんが王国関連の「水木しげるロード」の案内看板では英語表記の他にハングル語、中国語も併用表示しているが、その他の既存標識についても同様の表示が必要となっている。
事業内容
外国人旅行者が多く訪れる施設等を中心に、ハングル語、中国語の表記を追加する。
(外国人旅行者が多く訪れる施設等)
水木しげるロード、米子鬼太郎空港、皆生温泉、大山
・既存の標識修正
23百万円(92基×250千円)