1 事業概要
鳥取空港の管理運営のために必要な、施設の維持修繕、整備を行う。
2 補正要求理由
【鳥取空港滑走路端安全区域現状評価】
平成25年4月の滑走路端安全区域に関する国内基準の改正(40m→90m)をうけ、平成26年3月に行われた航空局の説明会にて現状評価を行うよう指示があったところ。
旅客の安全に関わることであり、緊急を要するため補正要求するもの。
〔滑走路端安全区域〕
・航空機がオーバーラン等を起こした場合に航空機の損傷を軽減させるため滑走路の両端に設けられる施設。
・平成25年3月に国内基準が改正された。
【鳥取空港国際会館防煙スクリーン取替工事】
国際会館の防煙スクリーンは、設置後17年経過していることから樹脂製スクリーンの経年劣化により、降下速度が遅くなってきており、平成26年2月の点検時には降下しないものが報告された。
国際会館の火災時等における利用者の安全性確保のために至急更新する必要があることから補正要求するもの。
〔防煙スクリーン〕
建築基準法施行令第126条の2、第126条の3に基づき、煙の流動を妨げるために設置している。
【鳥取空港調整池減勢工修繕工事】
平成26年3月に施設の総点検を行ったところ、流末池底のふとんかごが破壊され、ブロック張りが一部破損しているのが確認された。この減勢工は設置後30年経過していること、施設を支える根入れが洗掘され機能していないことから、破損を放置した場合、台風や豪雨などにより、ふとんかごやブロック張り以外の施設へも被害が拡大する可能性があるため、至急修繕が必要であり、補正要求するもの。
〔調整池減勢工〕
鳥取空港滑走路南側の降雨は、一度調整池に集められ、排水するようになっているが、水路と調整池の高低差が8m程度あるため、調整池へ流入する際に池底が削られたり、周辺の土砂が崩れたりするのを防止するため減勢工を設置している。
3 事業内容
1.委託料
○鳥取空港滑走路端安全区域現状評価 C=3,240千円
2.工事請負費
○鳥取空港国際会館防煙スクリーン取替工事 C=9,615千円
○鳥取空港調整池減勢工修繕工事 C=4,836千円
4 スケジュール
1.委託料
○鳥取空港滑走路端安全区域現状評価
H26.7〜H26.12
※平成27年度 整備方針検討
平成28年度 詳細設計
平成29年度 対策工の実施
2.工事請負費
○鳥取空港国際会館防煙スクリーン取替工事
H26.7〜H26.11
○鳥取空港調整池減勢工修繕工事
H26.7〜H26.11