1.事業目的
砂防堰堤及び渓流保全工等の砂防施設を整備し、未然に土砂流出、溢水及び渓岸浸食を防止することにより、県土・県民の人命・財産等の保全を図る。
(補助事業により実施できない箇所について、県単独事業により実施する。)
2.要求方針
当初予算要求後に状況の変化があり、6月補正の必要が生じた箇所を要求する。
3.要求内容
俣野川 C=22百万円
冬季風雪や雪解けの増水の影響により、砂防河川の法面が崩落した。崩落が進めば下流への土砂流出による土砂災害、また法面上部の県道に影響が及ぶため、早期の対策が必要な箇所。
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
◆土石流危険箇所の要対策箇所のうち、補助採択用件とならない箇所(総事業費1億円未満)の対策を実施。
◆砂防河川のうち、護岸等が未整備なため異常気象時に周辺地域に甚大な被害を与える恐れのある箇所の箇所の対策を実施。
◆限られた予算の中で対策を進めていくために、保全対象、危険度等を数値化して事業実施の優先順位を定めており、順位の高いものから順次対策を実施。
これまでの取組に対する評価
今年度までの取組は、補助事業を合わせると目標達成が見込まれ評価できるが、県全体の要対策箇所に対する整備率は24年度末現在で27.2%と低い。地域の安心安全を確保するためにも、今後も積極的な事業実施が必要である。
また、砂防河川の護岸等の整備に対する地域住民のニーズは高く、今後も一層の事業推進が必要である。