1 事業概要
農業者が経営規模の拡大や農作物の高付加価値化・品質向上等に取り組むうえで支障となる農地の区画狭小・排水不良や用水不足等の農業生産上基盤の課題に対応するため、H23年度4次補正予算時に農業体質強化基盤整備促進事業が創設されたが、平成24年度の臨時経済対策補正により事業が見直され、新たに農業基盤整備促進事業が創設された。
本事業により市町村等が実施する農地・農業水利施設のきめ細かな整備を支援する。
2 事業要件
○農業基盤整備促進計画を策定していること
○事業費 2,000千円以上
○受益者 2人以上
○以下のイ、ロ、ハのいずれかを満たすこと。
イ、農業条件不利地域(中山間地域)で整備するもの
ロ、担い手農業取り組み地域
ハ、耕作放棄地解消対策地域
3 補正要求理由
平成25年度2月議会での質問を契機に、受益面積が小さく団体営事業で基盤整備を実施する場合、現行の県費嵩上率の上限15%を撤廃し、市町村が15%以上を負担する場合には、地元負担の軽減を図るため、市町村と同額を支援する。
4 県負担の考え方
・国の補助残について、市町村負担額と同額を補助
・平成25年度経済対策補正予算対象地区から適用
※平成30年度採択地区までの措置(上限は最大25%)
5 地区の状況
●集計
予算 | | | 計 | 補正要求額の財源内訳 |
国庫 | 県費 |
H26当初 | 87,115 | 3,105 | 90,220 | − | 3,105 |
■H26当初予算地区
予算 | 地区名 | | | 計 | 補正要求額の財源内訳 |
国庫 | 県費 |
| 鳥取第2 | 25,540 | − | 25,540 | − | − |
若桜 | 6,300 | − | 6,300 | − | − |
火出尾 | 26,000 | 1,000 | 27,000 | − | 1,000 |
下神 | 13,000 | 500 | 13,500 | − | 500 |
東伯 | 4,575 | 340 | 4,915 | − | 340 |
河岡 | 4,550 | 350 | 4,900 | − | 350 |
大原千町 | 7,150 | − | 7,150 | − | − |
小計 | | 87,115 | 2,190 | 89,305 | − | 2,190 |
(末端事業費:131,000千円)
■H25経済対策補正地区
予算 | 地区名 | | | 計 | 補正要求額の財源内訳 |
国庫 | 県費 |
| 鳥取第2 | 2,600 | − | 2,600 | − | − |
三代寺 | 3,920 | − | 3,920 | − | − |
東伯 | 12,310 | 915 | 13,225 | − | 915 |
小計 | | 18,830 | 915 | 19,745 | − | 915 |
(末端事業費:27,900千円)
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
平成23年度4次補正予算において創設された農業体質強化基盤整備促進事業及び、平成24年度臨時経済対策補正により創設された農業基盤整備促進事業により、市町村等が実施する農地・農業水利施設のきめ細かな整備を支援。
これまでの取組に対する評価
平成24年度の国臨時経済対策補正により、農業基盤整備促進事業に移行し、かつ要件が緩和されたことにより、実施地区が少しずつ増えてきている状況。
従来は、県単独事業である「しっかり守る農林基盤交付金」でしか実施できなかった地区でも、本事業で取組が可能となった。
H23年度4次補正 2地区
H24年度 5地区
H25年度 5地区を実施中