鳥取砂丘再生会議が行う下記事業に要する経費を、鳥取県・鳥取市が各1/2ずつ負担する。
(1)保全・再生事業
ア 除草、草刈等
イ 景観改善植生処理
主に鳥取砂丘へ向う県道湯山鳥取線沿線の砂防林の下草刈りや植生処理(ニセアカシア、雑木、松など)を実施し、景観を改善する。また、代表的な地形であるスリバチの景観保護のため、松の植栽と既存松の松くい虫予防樹幹注入を実施する。
ウ 砂移動処理
鳥取砂丘の市営駐車場の木製階段入口付近が、冬季の強い北西季節風によって砂が異常堆積し、毎年通行の支障となることから、この堆積した砂を砂丘側へ移動処理する。
(2)保全再生調査研究事業
砂丘特有の風紋、起伏やスリバチ地形が維持される自然サイクルによる「砂の動く生きている砂丘」の保全・再生を目指し、保全・再生事業にフィードバック(活用)するための調査等を学識経験者等で構成する「調査研究会」により実施する。
ア 基礎的調査
・長期的な砂丘の地形変動調査
・除草のための調査 等
イ 特別調査
・自然の砂の動きと砂丘の成因の解明
・動植物の調査
・景観の改善調査 等
ウ 砂移動処理調査
砂移動処理にかかる地形測量調査
エ 調査機器修繕費・消耗品費
(3)人材養成事業
・鳥取砂丘ガイドを養成するため鳥取砂丘大学を開催する。
・鳥取砂丘ガイドの活動の円滑な実施を図る。