○今年7月から「あいサポート・アートとっとりフェスタ」が開催され、県内外から障がいのある方々が多く訪れる事が想定されることから「障がいを知り、共に生きる」をテーマにバリアフリー化を進めているところ。
○これまで法、条例により新築・増築時の施設の整備は進んできているが、事業費が嵩むといった理由から、整備の進んでいない既存施設が多く存在する。
○障がいのある方々が安心して利用していただけるよう、既存民間施設(特にホテル・旅館や観光地周辺の施設など)のバリアフリー化を推し進める必要があるが、事業者にとって改修に取り組みにくい原因は次のような理由が見受けられる。
<参考>現行の福祉のまちづくり支援事業補助金
・補助対象範囲と限度額
・補助率
| トイレ | 玄関 | 車いす駐車場 | エレベーター | 備考 |
通常の補助率 | 1/2
(国1/4, 県1/8, 市町村1/8) | |
特別特定建築物の改修工事の補助率 | 3/4
(国3/8, 県1.5/8, 市町村1.5/8) | − | H26〜H28限りの拡充 |
・特別特定建築物:バリアフリー法第2条第17項に定められる、不特定かつ多数の者が利用し、又は主として高齢者、障がい者等が利用する建築物のこと…物販店、飲食店、集会所、病院、老人ホームなど
福祉のまちづくり推進事業補助金
8,579 千円
○施設側の要望を勘案しつつ、短期間で対応できる設備改修を大会に向けて早急に進めるため、イベントで訪れる県外客などが多く利用される可能性がある特別特定建築物について補助の上限額を引き上げると共に補助対象項目の拡充を行い、さらに使いやすい制度に見直す。
(期間:平成26年度〜28年度まで)
【補助内容】
(1)拡充対象建物用途
特別特定建築物のうち、ホテル・旅館、物品販売店(百貨店、マーケット等)、飲食店(レストラン等)、劇場・観覧場、公会堂、博物館・美術館・図書館の既存民間建築物
(2)事業実施主体
民間事業者
(3)補助率
・国3/8, 県1.5/8, 市町村1.5/8 (事業者負担1/4)
(4)限度額及び補助対象範囲の拡充
ア.限度額及び補助対象の拡充
補助対象範囲 | 従来の
限度額(千円) | 拡充後の
限度額(千円) | 拡充する補助対象 |
1 既存建物の多目的トイレと経路 | 3,000 | 5,000 | 新設する壁の下地、工事部分に隣接する仕上げ等の付帯工事を追加 |
6 出入口、敷地内通路の整備 | 3,000 | 5,000 | 点字ブロック・舗装の改修を追加 |
イ.補助対象範囲の拡充
拡充する補助対象範囲 | 限度額(千円) |
9 一般トイレの改修
・高齢者対応便器改修(和→洋化)、自動水栓化、手摺り設置、ベビーチェア設置 等 | 2,000 |
10 建物・敷地全般の手摺り設置 | 400 |
11 廊下の拡幅に伴う床、壁、天井 改修 | 1,300 |
12 利用居室の出入口改修・開口巾の拡幅、
引き戸化 | 1,600 |
13 誘導用床材の設置 | 250 |
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【支え愛基金充当事業】