・西条は、系統によって樹上軟化落果に差があり、優良系統を接ぎ木することで樹上軟化落果が軽減できることが分かった。また、台木によって水ストレスに対する耐性が違うことが分かった。。
・1−MCP処理をすることで、収穫果実の日持ちがよくなった。
・根域制限栽培は、新品種の適切な着果量が分かった。また、施肥時期、量をかえると品種により果実品質に差が見られた。
・「西条」より早い時期に収穫できる鳥取オリジナルの甘柿新品種「輝太郎」が品種登録された。栽培マニュアルを作成し配布した。
・雄花の着生が少ない「花御所」や溝の少ない「西条」の有望系統が見つかった。
・「輝太郎」は、これまでにない早生で高品質の鳥取県のオリジナル品種であり栽培技術の確立が求められている。
・果樹は、苗木を植栽してから採算が取れるまでに時間がかかるため、早期成園化の技術が求められている。
・施肥では、元肥を施用しない省力・低コスト化に向けての試験要望がある。
・「西条」では、加工に適した溝の少ない系統選抜の要望が望まれている。
・雄花の着生が少なく安定生産できる「花御所」の系統選抜に対する期待が大きい。