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平成26年度
6月補正予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:警察費 項:警察活動費 目:刑事警察費
事業名:

特殊詐欺被害水際阻止強化対策事業

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警察本部 警察本部会計課 予算係  

電話番号:0857-23-0110(代)  E-mail:keisatukaikei@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト(A+B) 従事人役
現計予算額 0千円 0千円 0千円 0.0人
補正要求額 8,237千円 0千円 8,237千円 0.0人
8,237千円 0千円 8,237千円 0.0人

事業費

要求額:8,237千円    財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:5,787千円

事業内容

1 事業概要

全国の振り込め詐欺等の特殊詐欺の被害額は、過去最悪だった昨年を上回るペースで増加しており、特殊詐欺対策の強化が全国警察を挙げて取組むべき喫緊の課題となっている。

     鳥取署及び米子署に各2名の非常勤職員(警察官OB)を配置し、金融機関やコンビニ店員に対して顧客への声掛け訓練や直接指導を実施することで、店員等の声掛けに対する不安や疑問を解消し、積極的かつ的確な声掛けを実践して振り込み被害を水際で阻止する体制を構築し、県民の財産を保護しようとするもの。

2 現状及び必要性

(1)現状
  ア 振り込め詐欺をはじめとする特殊詐欺の件数、被害額とも増加傾向にあり、全国警察を挙げて取組むべき喫緊の課題となっている。
【特殊詐欺被害金額】
区分
平成23年中
平成24年中
平成25年中
平成26年※
鳥取県
1,746万円
6,745万円
9,188万円
4,243万円
全国
1,870,488万円
3,643,611万円
4,869,000万円
736,000万円
※鳥取県は4月16日現在、全国は2月末現在
  イ 被害金の入手手口が、これまで件数の多かった金融機関での「振込み型」のほか、直接被害者から手交を受ける「受取り型」、レターパックやゆうパック等で現金を郵送させる「送付型」に変化している。
  ウ 本県警察は、これまで増加する被害を抑止するため、行政の防災無線や街頭広報、テレビ・新聞等の媒体を活用した広報など様々な方法により被害防止広報活動を行ってきたところであるが、被害の増加に歯止めがかからない厳しい状況にある。
(2)必要性
  被害金の原資は金融機関における預貯金が7割であり、これを一部のコンビニでも購入することができるレターパック等を利用して現金で送付させる手口により被害に遭うケースが増加している。
 郵便法によりレターパックやゆうパックでの現金の送付は禁じられているが、広報のみでは抑止することができず、従来からの金融機関における振込み型と相まって被害額が増加している。
 このため、県民の財産を保護し、安全安心な生活を守るため、これらの対策として金融機関やコンビニ店員に対するロールプレイングによる声掛け訓練や直接指導を実施し、継続していくことで実際に対応することとなる金融機関等職員に経験を積んでもらい、声掛けに対する不安や疑問の解消を図り対処能力を向上させ、水際での阻止率を向上させる必要がある。

3 非常勤職員の業務内容

(1)ロールプレイングによる対処能力向上訓練
  県内の金融機関及びコンビニを2名1組で巡回し、ロールプレイングによる訓練を実施(一人が高齢者役で職員等を相手に演技を行い、もう一人が職員等の対応を観察して、訓練後に講評・指導)
(2)被害防止コール
  警察が押収した名簿に掲載された県内居住者に対して電話を掛け、特殊詐欺被害に遭わないための注意喚起を行う。
(金融機関やコンビニの希望時間帯にロールプレイングによる訓練を行い、訓練の合間に被害防止コールを行う。)

4 ロールプレイングによる訓練の重要性等

(1)直接現金を取扱う金融機関職員・コンビニ店員が被害防止の「最後の砦」であることから、金融機関職員等による声掛けがいかに有効で重要な対策であるかを十分に認識してもらうことが必要
(2)誤った声の掛け方を行うと、頑なに注意を拒んでしまう傾向があることから、金融機関等職員に対して、騙されやすい高齢者の特性を理解してもらい、ロールプレイングによる効果のある声掛けの方法を指導訓練することが重要
(3)実際に金融機関職員によって声を掛けられ、被害が未然防止された水際阻止の事例有り

5 補正要求額

事業期間: 平成26年8月から平成27年3月の8ヶ月間
区分
金額
内容
報酬
4,996千円 
4名分
共済費
791千円 
4名分
役務費
462千円 
電話通話料等
使用賃借料
1,988千円 
レンタカー
合計
8,237千円 

財政課処理欄


 試験的な取組として、非常勤職員4名分の経費は認めますが、効果をしっかりと検証してください。なお、標準事務費部分は枠内執行としてください。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
現計予算額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
要求額 8,237 0 0 0 0 0 0 25 8,212

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 5,787 0 0 0 0 0 0 25 5,762
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0