これまでの取組と成果
これまでの取組状況
・西部、大山、倉吉の各農業改良普及所との連携により現地ほ場を利用した試験を実施した。関係普及員との情報交換を通じ、現地において普及PR活動を行った。
・近年の異常気象に対応できる肥培管理技術として気象台の1ヶ月予報を活用し試験を実施した。
・中央農研で開発されたメッシュ気象データを活用し、水稲の生育と気象データとの関係について解析を行った。
・水稲育苗箱全量施肥について、健苗育成を目的とした試験を実施した。
これまでの取組に対する評価
・施肥の違いと収量・食味との関係を解析し、基肥一発肥料においても適切に追肥をすることで収量、食味が向上する知見を得た。
・メッシュ気象データを活用し、気温と米の品質との関係を解析し、県内コシヒカリにおいては登熟初期の気温が23℃を超えると2等になる可能性が高いことを把握した。
・イネの出穂期を予報、メッシュ気象データを利用することで精度よく推測できた。
・水稲育苗箱全量施肥において、出芽期の温度管理が苗質に大きく影響することを把握した。これにより、健苗を得る管理ポイントの一つが出芽期の温度管理であることを明らかとした。