1 概要説明
大山青年の家の主催事業に要する経費
(単位:千円)
事業名 | イベント名 | 外部委託 | 要求金額 |
青年の家 体・感・祭 | ・春の親子フェスティバル
・秋祭り | ○(一部)
○(一部) | (888)
1,068 |
エンジョイ・スポーツ | ・親子エンジョイカヌー
・親子エンジョイスキー
・歩くスキーのつどい | ○
○ | (660)
901 |
生涯学習実践道場 | ・自然体験活動実践道場
・在学青年交歓のつどい
・生涯学習実践道場
・大山体感実践道場
(写真・絵画・漫画) | | (154)
414 |
はじめての冒険 | ・大山ファミリー登山
・防災キャンプ
・大山わくわく探検隊
・はじめての冒険(低学年)
・はじめての冒険(3年生)
・はじめてのお泊まり会 | | (1,251)
1,530 |
教育支援センターと連携した不登校児童生徒体験活動(通年) | | | (0)
0 |
合計 | | | (2,953)
3,913 |
※上段( )は前年度予算額
2 目的・効果
○日本の宝、鳥取県の誇り「大山」の雄大な自然を生かした活動を利用者に提供し、入所者のねらい達成度を一層高める。
○生涯学習時代に対応した施設運営と情報・活動の提供をする。
○野外体験活動を通じて自然に対する理解を深めるとともに、自然を大切にし、自然とともに生きる豊かな心や態度を育む。
○集団活動を通じて自律心・協調性を養うとともに規範意識を育む。
○社会性を育む自然体験・社会体験など体験活動を経験することにより日々の生活を見直すきっかけとする。
○親子が自然の中で共通体験をすることで、話し合い、絆を深める機会にする。
○事業の一部を民間等へ委託することで、本格的な体験活動が可能となり、活動内容の充実・高度化を図ることができる。
※大山青年の家のPRと施設の利用促進にも効果
3 背景
○不登校やいじめ、ケータイやゲームによる子どもの生活の変化など喫緊の教育課題が多い中、子どもたちが体験活動等を通して学ぶことは重要である。
○長期自然体験活動などの実施により、子どもの生きる力を培い、将来リーダーとなる人材の育成にも繋がる。
○保護者としても、子どもの体験活動の必要性は認識しつつも、様々な理由により家庭での体験活動が減っている中、社会教育施設としての役割は大きい。
○平成24年度事業棚卸しの評価結果を踏まえ、可能な事業から民間委託へと切り替えていく。
○平成25年度運営委員会の意見を、運営及び事業に生かしていく。
4 平成24年度事業棚卸しの評価結果
改善継続
(1)社会教育施設なのか、生涯教育施設なのかを明確にした上で、指定管理制度の導入を含めて、運営のあり方を抜本的に検討すべきである。
(2)可能なものは個別メニュー事業ごとに委託すべきであるし、料金についても県内外利用者別などの設定を検討すべきである。
5 運営委員会の意見
学識経験者、民間、学校、市町村等の代表からなる運営委員会を設置し、平成24年度の事業棚卸しの内容を踏まえながら、施設の運営や事業内容について検討した結果は次のとおりである。
4 (1)について
○学校教育と密接に連携し、集団生活を通して、野外活動、自然探求、観察活動等を行うことにより、心身ともに豊かでたくましい青少年を育成する青少年社会教育施設として、県直営体制を継続する。
○運営委員会を常設化し、運営上の諸課題について継続的に検討する。
4 (2)について
○可能なものは外部委託を実施するとともに、共催事業の実施も検討する。
○県内外利用者別の料金設定は行わない。
○青年区分は一般区分に統合する。
6 今後の方向性
学校教育と密接に連携した青少年社会教育施設として、運営委員会等の意見を聞きながら、県直営で運営する。
○学校教育との連携を強化
・いじめ、不登校、英語教育など今日的教育課題に対応した体験活動プログラムを実施。
・学習指導要領に準拠した施設の特色を活かした自然体験プログラムを検討。
・子どもたちの成長に寄与する長期宿泊体験活動プログラムを検討。
・教員の人材育成と活用。
・教員の教職経験を活かした社会教育活動の充実。
・学生ボランティアの受入を通じた体験活動の指導者育成。
○企業、各種団体、NPO、市町村等との連携の強化
・可能な事業については外部委託を実施するとともに、共催事業の実施も検討。
○運営委員会の常設化
・外部委員を交えて、施設運営上の諸課題について継続的に検討する。
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
<政策目標>
・主催事業(年15回開催)の参加促進
<現時点での達成度>
・25年度上半期現在の応募者数887人(定員612人)
年15回のうち11回終了し、下半期は、「秋祭り」、「冒険」、「スキー」など残り4回実施予定。
・長期宿泊体験事業「大山わくわく探検隊(4泊)」の参加者とその保護者に対してアンケートを実施した。(34人中29人回答)
参加前と参加後(2週間後)の自分とを比較したアンケート結果から、参加者のほぼ全員がこの事業の趣旨を達成できていた。
これまでの取組に対する評価
<自己分析>
・大山の自然環境や大山青年の家の立地条件を生かした主催事業に、例年参加者の方からは好評をいただいている。
・民間団体等へコーナー委託し、新企画メニューを増やした「春の親子フェスティバル」は過去最高の参加者(1,010名)があった。
・「はじめての冒険」等、低年齢からの宿泊体験による人間関係力づくりに期待が大きく、応募者が多い。
<改善点>
・反省事項等を基に、参加者にとってより多くの自然体験ができるよう関係機関・団体の協力を得て、活動内容の充実を図り、満足度をより向上させる取り組みを進めている。
・一般公募では参加しにくい子どもや家庭に対する事業を提供する。
工程表との関連
関連する政策内容
・体験活動・文化芸術活動の充実
・公民館等社会教育施設の機能の強化と利用促進
関連する政策目標
・「知」「徳」「体」のバランスの取れた学校教育の推進(豊かな人間性、社会性の育成)
・生涯にわたって自ら学び、社会全体で子どもたちを育む体制づくり(活力ある地域社会をつくる生涯学習の環境整備と活動支援)