1 事業概要
学校受入時刻(9時前)までの早朝時間帯の子ども達の居場所を地域住民や保護者OB等からなる学校支援ボランティアにより整備し、保護者の負担軽減や児童生徒の活動支援を行う。
2 モデル校の生徒数
区分 | 学校名 | 学部 | 対象生徒数
(見込み) | 全児童・生徒数 | うち通学バス利用数(平均) |
早朝 | 鳥取養護 | 小学部 | 2名 | 24名 | 27名 |
中学部 | 3名 | 23名 |
計 | 5名 | 47名 |
倉吉養護 | 小学部 | 1名 | 40名 | 90名 |
中学部 | 2名 | 45名 |
高等部 | 3名 | 66名 |
計 | 6名 | 151名 |
※対象生徒数(見込み)は各校での実態把握(保護者の勤務状況等)によるもの。
3 現状
○特別支援学校の場合、児童生徒の登校と同時に教員が指導にあたることから、朝の職員会議等の時間を設定するために、学校受入時刻を9時前としている。
○早い時間帯での登校受入れについて、保護者からの強い要望がある。
4 問題・課題点
○広域からの通学であるため、地域の繋がりを深めることが難しい。
○地域の学校と異なり、県立特別支援学校の児童生徒の受入時刻は概ね9時前であり、保護者が勤務するにあたって時間制限が生じ、職に就きにくい状況がある。
5 事業の内容
鳥取養護学校と倉吉養護学校をモデル校に指定し、事業を実施する。
(1)早朝対応(鳥取養護学校、倉吉養護学校)
学校受入時刻までの早朝の時間帯、早く登校した児童生徒を学校内の教室に居場所をつくり、自立活動等(読み聞かせ、朝読書支援、見守り等)の支援をする。
○実施場所 学校内の教室(生活訓練室等)
○早朝対応生徒数 10名程度
○受入時刻 登校時刻〜学校受入時刻
○受入体制 ボランティア2名体制
○事業の実施方法
・学校やボランティアと調整するコーディネーターを配置
・介助者は地域、保護者、学生、学校関係者のボランティア等
(2)学校支援ボランティア等の研修会
実施回数:年2回開催(4月、10月予定)
目 的:ボランティアの心構えや活動内容、特別支援の学
習内容等について研修する。
6 要求額
1,659千円
(単位:千円)
区分 | 要求額 | 内容 |
早朝対応 | 1,364 | コーディネータ-、ボランティア謝金等 |
研修会 | 295 | 外部講師謝金、旅費等 |
計 | 1,659 | |
7 期待される効果
○勤務したくてもできなかった状況の保護者の勤務が可能となり、経済的な面での負担が軽減される。
○保護者の送迎に係る負担が軽減される。
○子ども達とのふれあいを通じて、保護者と地域住民とが繋がり、共に理解し、共に生きる共生社会を推進することができる。
○特別支援学校が拠点となり、障がいがある者とない者が繋がることができる。