1 事業の概要
急速にグローバル化が加速する現状を踏まえ、語学力とともに、幅広い教養、問題解決力等の国際的素養を身に付け、将来様々な分野において国際的に活躍できるグローバル・リーダーを高等学校段階から育成する。
2 事業の内容(予算要求額 17,040千円)
国内外の大学や企業、国際機関等と連携を図り、英語を使う機会の飛躍的増加、先進的な人文科学・社会科学分野の教育の重点化等に取り組む高等学校等を指定し、質の高いカリキュラムの開発・実践やその体制整備を支援する。
(国10/10、全国で50校指定、指定期間:5年間)
区分 | 要求額 (千円) |
外国人教員、事務補助非常勤職員 | 5,679 |
運営指導委員会 | 303 |
国内研修 | 200 |
国外研修 | 8,800 |
情報端末リース料 | 1,232 |
その他(報告書印刷、図書購入等) | 826 |
計 | 17,040 |
3 事業の詳細
・ 国内の大学と連携した人文科学、社会科学系科目の設置(教育課程の特例化)
・上記の科目を教授できる「新・お雇い外国人教師」をSGH高等学校へ派遣
・SGH高校生が連携する国内の大学と協同研究
・連携する海外の高校と双方向通信による交流活動や合同授業
・連携する海外の高校・大学訪問
4 背景等
高校生が世界へ視野を広げるよう、留学説明会や海外留学等支援補助金等を実施したり、各高校で「英語による英語の授業」を実践するための研修を重ねているところ。
徐々に成果が現れてきているが、海外の大学への進学やものおじせず外国人と意見交換ができる程度の英語によるコミュニケーション能力・論理的思考力育成という面では、まだ基盤ができていない。
<国事業活用の利点>
本事業では教育課程の特例が認められており、外国語以外の教科を英語で授業を受けたり外国の大学や高校と連携して講義を受講することは、国際社会の中で外国人と協力して活躍できる人財育成の基盤となる。
5 事業の効果
国外の大学等と連携した授業や研修をとおして、世界における先端研究や優秀な事業家、教員の指導を生徒が直接受けたり、また、国外の高校等との連携により、ITCを利用した授業や共同研究をとおして、生徒動詞の交流を行ったりすることで、グローバル社会で力を発揮できる人材を早期から育成できる。