○夫婦の最終的な平均出生子ども数(完結出生児数)は1972年から30年間、2.2人前後で安定。近年はやや減少し、2人前後で推移。
→平均出生子ども数は平均初婚年齢が高くなるほど減少する傾向。近年の平均出生子ども数の減少は晩婚化の進行が一因と考えられる。
○平均出生子ども数がゆるやかに推移している一方、合計特殊出生率は年々低下傾向にあり、平成24年度時点で全国で1.41、鳥取県で1.57となった。
→未婚率の増加により、母数のうち子どもを産む女性の割合が減ったことが一因と考えられる。
(データ出典:第14回出生動向基本調査、人口動態調査)
<鳥取県の未婚化・晩婚化の状況>
○平均初婚年齢(H14→H24)
男性:28.5歳 → 30.5歳
女性:26.8歳 → 28.7歳
○35歳〜39歳未婚率(H12→H22)
男性:26.0% → 33.7%
女性:11.1% → 20.3%
<未婚者の状況>
○いずれは結婚しようと考えている未婚者は、34歳以下の男性86.3%、女性89.4%と高い水準にある。
○一方、独身に留まる理由として、結婚資金が足りない、自由を失いたくない等の他、「適当な相手にめぐり会わない」ことが挙げられている。(データ出典:H22出生動向基本調査)
○「適当な相手にめぐり会わない」理由については、理想と現実のギャップや男性の草食化等、様々な分析があるが、セミナー等により結婚意識を高めるとともに、異性との交流の機会を増やすことで、成婚に結びつけていくことが必要である。
<県の取り組む方向性>
○出会い
市町村や民間企業、団体等と連携し、地域の実情に応じた多様な出会いの機会の創出を支援。
○交際
男女交際におけるコミュニケーション能力の養成を支援。
11,326千円 (5,427千円 ※H25当初予算+9月補正額)
(1)婚活イベント情報メール配信事業 247千円(240千円)
○システム管理委託料 月額19千円×12月×1.08
(2)婚活イベント開催助成事業 5,500千円(1,500千円)
○補助金
300千円×15企画(市町村等を対象とするもの)
200千円×5企画(事業所間交流を対象とするもの)
(3)婚活コーディネーター設置事業 2,969千円(1,087千円)
○委託料 2,969千円(※人件費及び事務費相当額)
(4)婚活仕掛け人養成講座 600千円(600千円)
○報償費 400千円(200千円×2回)
○特別旅費 200千円(100千円×2回)
(5)【制度見直し】イケメン/なでしこ養成セミナー
450千円(500千円)
○セミナー開催補助金 30千円×15事業
(6)【一部新規】婚活イメージアップ事業
1,560千円(1,500千円)
○委託料 1,500千円 フリーペーパー広告等
○報償費 60千円(3千円×20組)
(1)婚活イベント情報メール配信事業
「婚活サポーター」が開催する婚活イベント情報を県で集約し、未婚者にメール配信する。(メール配信登録者(H24):約1,250名)
(2)婚活イベント開催助成事業
多様な出会いの機会の創出が期待される次の婚活イベントに対し、開催経費の一部を助成。
ア)市町村・非営利団体等が開催する婚活イベント
イ)複数の事業所が従業員を対象に開催する婚活イベント
(3)婚活コーディネーター設置事業
事業所間の婚活イベントの仲介を行うコーディネーターを配置。
(*婚活イベント開催経費については(2)イ)により助成。)
(4)婚活仕掛け人養成講座
婚活サポーター、市町村担当者等、婚活イベントを企画・立案する方を対象としたスキルアップセミナーを開催する。
(5)イケメンなでしこ養成セミナー
男女のコミュニケーション能力の養成に資するセミナーへの開催経費を助成する。
(6)婚活イメージアップ事業
県事業の認知度向上を図るため、継続的に広報を行う。
(H24鳥取県若者アンケートによる県婚活事業の認知率は10パーセント強に留まり、まだまだ認知されていない状況。)
また、県婚活事業の成果測定及び広報等に活用するため、県事業による成婚者の声を募集し、応募者に対し記念品を贈呈する。