1 事業内容
鳥取県と鳥取県薬剤師会が連携し以下の事業を行うため、鳥取県薬剤師会へ補助を行う。
1 本県出身学生や県外就業者向けのUターン増加対策を行う。
・Uターン就職・Iターン就職者を掘り起こすためチラシを薬学部設置の大学に配付
・県及び薬剤師会合同での大学ガイダンス等における鳥取県の薬剤師就業環境全体の説明
・薬局、病院、行政分野を全て経験できる拡大型インターンシップの実施
2 未就業者の復職支援
・有資格未就業者の復職支援プログラムの作成
・学生実務実習への一部参加や別に機会を設けた実習の制度化等
・未就業者の登録・雇用希望の薬局等とのマッチング支援
2 積算根拠
積算根拠
区分 | 所要額 | 内訳 | 摘要 |
チラシ配布 | 283 | 印刷製本費(年1回作成)
通信運搬費
委員会費 | 3,000枚/1回 |
大学訪問 | 360 | 旅費:関西方面等
3人×5回 | 3人、5府県 |
未就業者支援プログラム | 250 | 謝金 1週間
2.5万円×延べ10人 | 学生実務実習は11週27万円が標準 |
未就業者登録・紹介制度 | 75 | 需用費、通信運搬費 | |
インターンシップ | 32 | 公用車経費等 | |
計 | 1,000 | | |
○補助額:500千円(所要額1,000千円×1/2)
3 現状・背景
1 平成24年3月試験から6年制化後の卒業生の受験が始まったが、合格者は平成24年:8,641人、平成25年8,929人で6年制化以前に予想されていた合格者数よりも入学定員割れや留年の影響で2,500人程度少ない状況であり、今後しばらくこの傾向が続くと思われる。
2 山陰地方には薬学部がないため鳥取県出身者の県外就職者も多く、6年制化以前から慢性的に不足感が強かった状況がさらに悪化している。
3 病棟配置薬剤師に診療報酬加算制度が設けられたため、急性期病院からの求人が大きく増加している。
4 今までの経済紙等の論調では、「全国的には今後数年は不足状況が続くが、その後は薬学部定員増の効果によりいずれ薬剤師過剰時代が到来する」といわれていたが、「当面過剰時代は来ないのではという」ように変化している。
したがって、特に、薬学部のない山陰地方ではしばらく不足状況が続くと思われる。