これまでの取組と成果
これまでの取組状況
里親委託を推進するため、養育里親研修や啓発事業、里親・里子のマッチング等の各事業を専門的かつ効率的に実施できる、里親に身近な里親支援機関を設置し、里親制度の正しい理解と里親への支援体制の充実及び里親委託を促進することを目的として事業を実施した。
・里親委託促進事業
未委託の里親に児童の委託を推進するため、里親支援機関に里親委託推進員1名を配置し、里親、乳児院及び養護施設等へ定期的に訪問するなどして里親と児童のマッチングを図った。
・養育里親研修事業
里親の養育の資質向上を図るための研修会を計画的に開催した。(年間5回)
・専門里親研修事業
専門里親研修を受講する里親に係る旅費及び受講料を支弁した。
・啓発普及事業
里親月間(10月)において里親の制度周知と新規開拓を図るため、街頭啓発活動を行った。
・里親相互交流事業
里親同士、里親と里親支援機関との意見交換、ケア会議など、里親の日頃の悩みなどについて話し合い、相互交流、理解を深めた
これまでの取組に対する評価
【成果】
・研修の実施により、里親の社会的役割の重要性の認識、意識改革などが図られ、あわせて里親のスキルアップにつながった。
・鳥取県の里親委託率は13.6%で中国地方では島根県についで第2位であり、全国平均(13.6%)となっている。(平成24年3月末)
【課題】
・里親制度は日本ではまだまだ認知度の低い制度であるため、制度を周知するための地道な広報が必要である。
・里親への委託に至までには、里親のスキルアップ、実家庭との関係など、クリアすべき課題も多く、それらの調整が課題である。